お登りさん日記

ほぼ岩の記録。課題のネタバレはがっつりするので悪しからず。

今シーズンやってたトレーニング

2023秋〜2024冬シーズンにかけてやっていたトレーニングまとめ。

忙しくてあまり登れない時期もあって家トレでカバーしていたので体感でどんな効果がありそうかも含めて備忘録的にまとめておく。

なお12月1月ごろはかなりサボってたし適当な模様

体幹

プランクレッグレイズ、サイドレッグレイズなど

8月終わり頃から3月くらいにかけて

種目によるけど1分×3セットとか20回×3セットくらい

フロントレバーできればそれやってれば良いような気もするけどしんどいので色々やってた。

やらなすぎるとブレるようになる感じもするし、たまにやっておくと登りが安定する気がする。

選手が紹介してる体幹トレ系いろいろ

どれも気が向いた時に調べて一回やって満足みたいなことしてるから効果が不明

懸垂

普通の懸垂

8月終わりごろから3月ごろにかけて

肩幅かワイドかは気分次第で10回×5セットくらい

トップ選手でも20回やったらしんどそうにしてるので回数増やしてもあまり意味なさそう。

鈍らないように全く登りに行けない時期はやっておくとよい。

荷重してワイドプルアップ

トップ選手はみんな背中がデカイ気がするので懸垂よりは意味あるだろと思って最近始めた。

+20kgでできるだけ(5回前後3セットくらい)

一応筋力アップは5回いけるかどうかくらいらしいのでこれで理論上背中はもっと強くなるはず。

指懸垂

8月終わり頃から3月ごろにかけて

50回前後3セットくらい

まこっちゃんyoutubeで紹介してるやつ

怪我しそうなので足つけて斜め懸垂の要領でやっている。

足つけても毎日やると関節が軋む。

指は3本でやりたいけどしんどいので基本4本。余裕ある時はたまに3本。

めちゃくちゃ持てる日がたまにあるのはこれのおかげな気がしている。

その他

腕立て、トライセプスキックバックなど

8月終わり頃から11月ごろにかけて

回数は適当に。

昔BJC出てた知り合いがめちゃくちゃ二の腕鍛えてたことがあるらしいので試してみた。

遠いホールド止める時や持って動く時、やプッシュに効果ありそうな気がしているけど実感したことがない。肩の方が大事かも?

スタンディングカーフレイズ

11月ごろから3月にかけて

50回×3セット + つま先5秒くらいキープ

スラブ苦手克服のために始めたけど効果は実感なし。

5秒くらいなら爪先立ちもできるし筋力よりバランス感覚の問題じゃないか?と思い始めている。

意味無い気もするけど一応継続中。

ジョギング

8月終わり頃から3月ごろにかけて

ペースや走る量は気分次第で決める。

ヘビー級クライマーなので痩せると登れる。言わずもがな。

とはいえ実際は5kgくらい落としてから1kgくらい増やした時期が一番調子良かった。

最近は雨とか気温に左右されるのが面倒でゲームのフィットボクシングに切り替えたけど痩せられてない。普通に食べすぎてる。

グリップセイバープラス

11月ごろから3月ごろにかけて

50回×3セットくらい×左右

開くやつを登る前日にやっとくと翌日調子がいい気がする。

岩場のアップにも使えるし怪我の予防にもなるし何かと便利。

まとめ

全体を通して効果ありそうだな〜と感じているのは

  • ジョギング (痩せる)
  • 指懸垂
  • グリップセイバープラス
  • 体幹トレ系

あたり。

とはいえ色々やりすぎてどれが効果あったのかははっきりわからないし、二ヶ月くらいサボった時期があるので継続的な効果も不明。

コンスタントに登れない時期は懸垂バーで遊んでおくと何もしないよりはいいだろうな、くらい。(普通すぎる結論)

最終的にひもと伊舎那天が登れたので今シーズンのトレーニングは何かしら意味あっただろうなとは思っている。

でも30代が見えてきていて体力的なピークを過ぎようとしている今、ハードにトレーニングするよりもケアに気を使った方がいいのでは?と思わなくもない。

2月~3月前半ごろやたらと調子にムラがあったのはストレートネックから来る首肩背中周りの不調が原因なのでは?と思っているところもある。

三峰で伊舎那天を登った

3月の終わりに三峰に行ってきた。

たけちゃんに誘ってもらって、ファンタジスタ夫妻、I瀬さん、Y子さんと子供たち、スーさんの大所帯。

僕の目標は伊舎那天

昨年、ひもを登ったあと数日トライして、バラしたのに仕留めきれなかった課題。今回で4日目。

自分の中では結構ピーキングした上で敗退している。

今はトレーニング再開しつつもピーキングは全く間に合っていない。

当日、予報では夏日に迫る気温になるらしかった。

翌週以降の週間予報を見ると雨マーク続き。

勝算無しと見て、晴れてる次の金曜に有給カードを切るか悩んだ。

恐らくこの日登れないとほぼシーズンアウトだろう。

悩んで、背水の陣と腹を括り、一日勝負とした。

9時頃到着して適当に体操してリガルマでアップ。

リガルマのマントル

1時間くらい皆でわいわい遊んで、僕だけ分かれて伊舎那天に移動。

午前の部

移動した頃には既にやや暑い。

先着組が5人くらいで各々の目標課題をかなりのペースで打っている。

人見知り発動しつつ、強気に割って入ってトライ開始。

離陸、右スロット出して、左ちょい上げて高いヒール。

そこからひもスタートの左手、悪い足にあげて、右デッド。

足が滑って落ちた。落ちたけど、思いの外戦える雰囲気で気持ちが上向く。

しかしその後、昼までひたすら初手取りで落ち続ける。

すっぽ抜けて落ちるところ。

心が折れそうになったので仲間の元へ逃げ帰ることにした。

休戦

戻ったらみんなで一輪車をやってるらしい。

たけちゃんは再登してみんなを煽り、

I瀬さんは沼ってキレてて、

ダンナジスタはアドバイスしたらシュッと登って宣材写真用に再登してた。

僕も再登するべくセッションに混ざる。

なんだか手も足も怖い。

左カチが刺さるくらい握って、スローパー返して、デッド。外した。

外して、吹っ飛びすぎてマット外まで転げ落ちた。

その後もっとカチを握って無事再登。でも握りすぎて左中指が裂けた。なぜか2トライで満身創痍になる男。

左手かなり握っている。

続いてキーになる足が欠けた奇妙な果実へ。

ダンナジスタとI瀬さんが付き合ってくれたけど暑すぎてみんな就寝。

下からトラバースしないとダメ説が出たけど、それは別課題で、追加しても初段らしい。

ダンナジスタとI瀬さんはトラバーススタートのカチで沼っていて意気消沈ぎみ。

スタートの持ち方を教えてあげたけどその後のパートも辛そう。

僕は一昨年くらいにやって出来なかった上部パートを解決したかったが、日当たりが良すぎてホールドがホカホカ。

マットも微妙に足りておらず、怖くて突っ込めなかった。

結局暑すぎて全員敗退。日陰になってそうな春と修羅に移動。

僕は前に登ってるし、疲れそうだったので応援。

たけちゃんはひもが目標のはずなのに激打ちしてて、それをスーさんに窘められていた。

女性陣はスタートで苦戦、I瀬さんとダンナジスタも上部のプッシュが怖くてなかなか苦戦していた。上部で僕も散々落ちたからわかりみが深い。

僕が移動した後にダンナジスタが完登して、Y子さんも棚取りまで進んだらしい。ナイス。

午後の部

15時半くらいまで遊んで、涼しくなってきたのでひもトライ組とともに伊舎那天へ戻る。

先着組も暑さで昼寝してて再開したばかりらしい。

僕らも混ぜてもらう。

PD9を塗り、気合いの一登ということで一発、上裸トライ。

スタート。スローパーにPD9がバチ効き。スロットへのデッドも良いところに入った。

左手が持てているとデッドが決まりやすい。

左ちょいあげてヒール。買ったばかりのスクワマのヒールが岩に食いつくのを感じる。なんだか良さそうな気配。

ヒールをかけたところ。

ひもの左手へ。なんとなく持てている感じがする。

合流の右デッド。持ててないと足が抜ける箇所だが、ちゃんと蹴ることが出来た。

デッドの直前。足が悪いので壁から体を離す。持ててないと離しきれずに足が抜ける。

足を振って、一旦左手ポッケを後ろ3本二持ち替えて、またヒール。右手を一段下へ下ろす。

また足を振って、左手寄せ。明らかに持てている。今までに無いくらいフリクションが良い。

寄せて足を振ろうとしているところ。

右手をスロットカチに寄せ、息を吸って、吐きながら右デッド。

発射体制。

ひもの分を数えたらかなりの回数外している一手。

ひもを登って以来は一度しか止まっていない核心部分。

この時は吸い付くように止める事ができた。

止まった。

初めての高度でかえって焦る。

普通に一手送れば良いものを謎に左手寄せ。

さらに謎に左足上げ。

滑らなかったから良いものの、古くなった前の靴だったら落ちてたかもしれない。

ようやく右手送ってマッチ。

判断ミスであげてしまった左足だけど、残り続けてくれた。スクワマに感謝。

リップへデッド、さらに一手送り。

朝一は水たまりになっていて、先に登った方が拭いておいてくれた。

それでもヌメっていたが、ここまで来たんだからと気持ちで押し切ってマントルを返す。完登。

うれしい。

感想

今まで目標課題を登った時は、まず安心して脱力、じわじわと実感とともに嬉しさがこみ上げてきていた。

今回は急に登れたのもあってか、登りきった瞬間に嬉しさがピークを迎えた。

最後のスラブで若干落ちそうになるくらい浮足立ち、下降路を駆け降りる。

それくらいには瞬間的に嬉しさを感じた。

グレードに関しては初めての四段なのでわからない。

トライして登れてない明らかにお買い損な三段がいくつかあるが、それよりは確実にマシではある。

初登時のヒールムーブをやっていないので、強度的には落ちている気もする。

正確なことはこれからのクライミングで明らかにしたい。

正直、今の時点でも四段を登れる強さがある気はしていない。

今回はトライしたタイミングも良かったし、PD9とスローパーの相性や靴の状態も良かった。

結構外的要因が味方してくれた感じがある。

もっと強くなって、多少条件が悪くても登れるようになろう。

とにかく、唐突に登れたのもあって、素直に嬉しさを感じることが出来たのが良かった。

夕方

みんなの応援をしつつ、周辺の課題を一人でトライ。

上級者の登竜門(3級)とか隣の無名課題とか、少し上にある無名初段とか。

無名初段は下地が微妙に悪く、マントル体制の手前から危ない落ち方をしたので深追いせずに敗退。

下からやるヒヅチはスタート付近が水没していたように見えた。

日が暮れて、全員力尽きたので華の湯でわらじカツを食べて、22時頃帰宅。深夜まで祝勝会して寝た。

成果

勝利のわらじカツ

またしても城ヶ崎

前回シーズンラストかと思いきや直前にI瀬さんに誘われてまたしても城ヶ崎へ。

I瀬さんカーでW部さん、S野さん(先週とは別のS野さん)の4人。

朝、W部さんが寝坊。前日結構飲んだらしい。

僕も若干飲んでたのであまり強く突っ込まなかったけど普通に酒臭かったw

9時前くらいにモンスターマン到着。

前日までそれなりに雨が降っていたのでアプローチがドロドロで2回くらい転んだ。

岩は乾いていたから良かったけど雨後はアプローチも注意。

さらにさあ登るぞというタイミングで、ズボンの尻に穴が空いていると言われた。

見ると小さく破れている。アプローチでこけたときに破れたのか?他のズボンも立て続けに破れていたので結構ショックだった。

夕方までに穴はさらに広がってしまって、尻がスースーするくらいになったのでテーピングで応急処置したけど、これって補習とかできるんだろうか...。

空いてしまったものはしょうがないので諦めてトライ開始。

モンスターマンマミーア(三段)

I瀬さんとS野さんは午前中にモンスターマン討伐が目標とのこと。

僕は前から登れてないモンスターマンマミーアをお触り。

W部さんは二日酔いで就寝。何しに来たんだ。

マンマミーアの前にモンスターマンも再登。11月にやった時より少し重い感じ。実際体重は2キロくらい増えてた。

若干ハマりかけたけど無事再登して、マンマミーアへ。

核心部分が未だに出来てないのでまたその部分の解決から。

クロスでモンスターマンの初手を出して、手にヒールしたら浅い2本指ポッケ。

そこからかなり遠いガバカチへデッド。

遠すぎて触れもしない。一本指ポッケを中継する手もあるけど、これはこれで入れるのが難しい。

2本指ポッケがとても悪い。

かなり届いてない。

一番良かったトライでガバカチまであと5〜6cmくらい。左足で何か蹴れればまだ良いけどそのホールドもあまりなさそう。

結局またしてもこのパートが解決できず。丸一日がっつりやって解決してから別日に繋げるとかそういうレベルな気がする。

I瀬さんS野さんもモンスターマンの核心の穴へのランジがかなり厳しい様子。

S野さんはだんだん良い感じになっていたけど、I瀬さんは結構戦意喪失していた。

そんな感じでなかなか渋い雰囲気になってきたので早めに田中磯へ移動することに。

応援とか色々

まずは泥酔へ。S野さんとW部さんをけしかけて応援。

一応フラッシュ狙えますよ〜と煽っておいたら、S野さんは本当にフラッシュ。すごい。

W部さんはまだ調子悪そうにしてて、そもそも浮けないらしい。

永遠に浮けないみたいだしあんまりやりたくなさそうなので、横の酒マントル(2級)をトライ。

左手モヤッとしたカチで右手は小さいクラックをカチる。右手が結構痛い。

左側に手にヒして、右側の膨らみに手を伸ばしてマントル。ヒールがすっぽ抜けた。

2回すっぽ抜けて3回目で完登。最近足元がお留守になりがち。体幹トレしてるはずなのに。マントルのヒールは関係ないか。

I瀬さんS野さんは危なげなく一撃。

W部さんもこちらのセッションに参加、こちらは頑張って打ち込んでたけどもう少し一手目が届かず敗退。

僕は酒マントルを登って、スタート下部にチョーク跡があるのを見つけたのでSDスタートを探る。

左手ピンチ、右手はよしなに。いい足位置があんまりない。色々こねくり回してヒールトウで離陸。

でも浮くのがやっとだった。

一手目をバラすとあまり苦労せずに酒マントルに合流出来たので出られたら終わりそう。

こんな感じで離陸。

そこまで判明したけど、みんなを待たせている状態になったのであまり深追いせずに撤退。

帰って調べたら既に登られていて、初段プラスらしい。

登れてないけど確かにそれくらいな感じ。浮くだけのパワーありますかって聞かれるだけの理不尽系な気がする。

続いて幸運岩に移動。みんなでラッキーストライクをやるらしい。僕は先週登ったのでこちらも応援。

ここらへんでスーさん、Y子さん達も合流。

スーさんは前回ヨレ敗退していたので今回はサクッと登るつもりとのこと。

そしてちゃんとバラしてムーブ確認したら繋げ2便で回収してた。有言実行の男。

S野さんI瀬さんにもムーブを教えると二人ともサクサクバラして繋げトライへ。つよい。

でも核心を越えた上部が怖くて突破出来ないらしい。そんなに悪かった覚えはないけど…。

上部もムーブを教えてあげたけどピンと来てなさそうで、結局何故か二人とも敗退。

Y子さんはリップ叩くところが届かず、W部さんは謎に下部のトラバースに沼って敗退。

エンクラのはずが流れが悪い…。

僕はFortune dragon(三段)を冷やかし。

前回はルーフっぽい部分のトラバースがどこも出来なかったけど、この日はなんとか個別には出来た。

気合いの問題か。単にヨレてただけか。

とは言えかなり細切れで一手一手は出来るみたいな状態。途中でニーバー出来るらしいがそこらへんは謎。足位置はもう少し改善の余地あり。

繋げがしんどいらしいのでモリモリ飯食って体力つけて来シーズントライかな。

吉田カンテ(初段)

最後は吉田カンテの岩へ。

スーさんは3日目にもつれこんだSD狙い。

他のメンバーは初めましてなので立ちスタートから。

みんなでうだうだしてたら、ぬるっとトライを始めたスーさんがあっさり完登。

本当に沼ってたのか怪しくなるくらいサクッと登ってた。

僕らも続けてトライ。立ちスタートだと左手カチ、右手ポッケでいいらしい。

そこからどう動くかは人によって色々。僕はスーさん方式の右高めにヒールして窪みポッケにデッドを試す。

こんな感じでスタート。地味に左足もエッジを踏んで距離を稼いでいる。

ポッケ取りは割と良い。そこからカチにちょい送り。

カチを持ったところ。

ヒールがすっぽ抜けたりカチを外したりでここが意外と悪い。

何回かやってヒールは縦にかけて、カチは左端が良さそうとわかった。

そこのムーブがうまくいったらカンテにデッドして、左手をビクトリーガバに送ったらおしまい。

ここまで来たらおしまい。

右カチ取りがうまくはまったトライで登れた。

内心、見た目でかなりナメていたけど思ったより悪かった。

I瀬さんも続けて完登。S野さんはもうビクトリーガバに出るだけくらいまで進んでいたのにめちゃくちゃ沼っていた。

僕は続けてSDをトライ。

吉田カンテSD(二段)

こちらは吉田さんが登った後に作られた課題と思われる。

右下の痛いガバカチを右手、左手はルーフ面の小さいカチピンチ。

この右手が痛すぎて離陸出来ない。

かなりホールドをこねて、若干痛くない持ち方を見つけた。それでも痛いけど。

薬指を一番深いところに指して人差し指は真下引き出来そうな平らなエッジに引っ掛ける。親指も一応その上にかける。

これで離陸から一手目出しはなんとかなりそう。

I瀬さんもセッションしてくれたけど痛すぎて一瞬で敗退。気持ちはわかる。

ここから一手目が結構遠い。全然届かず苦戦してると、スーさんから右足はヒールで押し付けると良いとアドバイスを貰った。

確かにこれだと距離が出しやすく、もう少しで届くくらいまで出すことが出来た。

これは自力では永遠に思いつかないムーブだと思う。

練られたスタート体制。右ヒールが大事。左手は謎にキモいピンチをしている。人差し指はあんまり意味ないと思うけど、手持ち無沙汰なので。

ただこれでもかかりの良いエッジまでは数センチ届かず、手前の悪いエッジで止まってしまう。

ここで持ち方を探ってみたりしたけど、悪すぎて足が上る前に落ちてしまう。

あと数センチ先の白いところまで届かせたい。

両手とも痛いし、16時半を過ぎていてみんな若干終了ムードも出しているし、そろそろ決めたいところ。

多分、手前のエッジは悪すぎるのでしゃくる感じで手を送ればかかりの良いエッジに届くはず。一手目が出来ればあとは落ち着いて吉田カンテを登ればいい。

改めてトライ。予定通りしゃくってみる。無事一手目に届いた。これなら足を送れる。

トウで送ってからヒールして、右手寄せ。あんまり考えてなかったので怖かったけどなんてことはなかった。

吉田カンテに合流して、ヒール、右デッド。ヒールが抜けそうで緊張したけど残ってくれた。

さらに右手送り。ハマりが悪くてガチャ持ちになってしまったけどしゃくる余裕が無い。南無三で左カンテにデッドしたら奇跡的に耐えられた。

下から来るとこの右手がなかなか辛い。

あとはビクトリーガバに出て、無事完登。

ここのところラストトライでもしょうもない事が多かったけど、久しぶりに集中した良いトライが出来た。

アドレナリンで震える足をふらつかせながら降りてきてグータッチ。この感じも久しぶりでなんだか気持ちがいい。

最後はS野さんのラストトライを応援。

沼ってもめげず、指が裂けてもトライし続けるど根性を見せていたが、あえなくヨレ敗退。

どのトライでも登れそうな雰囲気だったので次回頑張ってほしい。

帰りは万里食堂でスタ丼を食べて22時頃帰宅。

勝利のスタミナ丼

成果

  • マントル(2級)
  • 吉田カンテ(初段)
  • 吉田カンテSD(二段)

敗退

  • モンスターマンマミーア(三段)
  • マントルSD(初段+)
  • Fortune dragon(三段)

城ヶ崎の田中磯で登った

すーさんに誘われて城ヶ崎へ。

すーさんの知人のS野さんと3人。

6時くらいに出発、S野さんを拾って、ぼちぼち混んでる道を進んで9時半ごろにいがいが根駐車場着。

残り一台くらいしか空いてなかった。釣人がよく使うのかもしれない。

トコトコ歩いて遊歩道に入り、城ヶ崎特有のみじか険しい道を降りたら到着。

まずは最近ホームのくらさんが初登した子安岩でアップ。6,5,4級があるらしい。

子安岩

まずは産道(6級)。

S野さんがささっとトライ。下地が悪いので見てる方が不安。でも危なげなく完登。

僕もトライ。6級だけど落ちたくないので若干緊張した。

リップがポロポロ崩れてちょっと嫌な感じ。被ってるのでマントルが意外とちょっぴり大変。

で、マントルを返すと産道の意味がわかる。めちゃくちゃ狭い。

続いて誕生(4級)。

くらさんはアンダーマッチスタートからのリップへランジ課題にしたかったらしい。

けどスーさんが中継カチを発見して危うく5級になるところだったとか。

やってみると別に5級でもいいような感じがした。

最後に安産(5級)。

一度左カンテに出てからリップへ。ペシペシして登ってる感があるのでこの課題が一番面白いと思う。

S野さんも全て一撃。全課題で動画撮るの忘れた!と言ってた。本当に動画撮る気があったのかはS野さんのみぞ知る。

一応3本登ってアップ終了。

すーさんは吉田カンテをやりたいらしいので置いていって、S野さんと2人で泥酔の岩へ。

泥酔(初段)

すーさんにフラッシュ出来るよ〜と煽られてのトライ。

大抵こういう時はしょうもない落ち方をしてフラッシュ出来ないことが多いが、今回は…。

普通に一手目取りで足が抜けて落ちた。しょうもない。

ヒールが抜けやすいのでそこに集中したトライで一手目が取れて、そのまま3級パートも問題なく抜けて完登。三撃。

一手目を止めたところ。

S野さんも同じところでハマりかけてたが、5トライくらいで登ってた。ナイス。

難易度的には確かにお買い得だと思う。体感易しめ2級くらい。

別日に横にある酒マントルも登ったけど、これと同じくらいな気がした。

横の酩酊みたいな名前の課題のSDを作ろうとして絶望したり、ちょっと遊んでから移動。

ラッキーストライク(初段)

吉田カンテに合流するかラッキーストライクやるかで迷ったけど、近くにあって気になったのでラッキーストライクへ。

こちらはかなり新しい課題。まだ初登されて1ヶ月くらいしか経ってないらしい。

顕著なガバカチからちょっとトラバースして強傾斜に突っ込む感じ。

トラバースは4級くらいで簡単だけど、強傾斜を超えて左側のカチ取りがなかなか悪い。

右に3手くらいトラバース 。S野さんはデカすぎて下の飛び出した岩に当たらない核心になってた。

最初は右手を傾斜側のガストンでめちゃくちゃ固めて出ようとしたけど遠すぎる。

この右手で固めようとしていた。

先客の方のトライを見てたら下部のアンダーからガストン中継してリップをしばいて、アンダーに手にトウっぽい方法で突破しようとしていた。

ガストン固めみたいな脳筋ムーブよりは遥かにやりやすそうなので真似してみる。

これはこれでアンダーのつま先が入る隙間が狭くて難しい。

何回かバラして、うまくトウがハマれば出来そうな雰囲気。

でも繋げてくるとトウが抜けて耐えられない。微妙にポジションが違うのか?

微調整しつつ何度かやっても結果は同じ。いまいち原因もわからない。

そもそもトウの技術不足で安定してない気がするので一旦ムーブ変更してみる。

トウフックしてたアンダーより下側、赤茶けた部分が少し大きめに窪んでいる。

その部分で足ピンチしてみたら、さっきのトウフックよりもかなり安定感があった。

この辺りを足ピンチ。

S野さんにも教えたが、190cm近い長身だと余ってこれもダメらしい。

でもS野さんは自力でさらに左にヒールするムーブを見つけて解決していた。

いざ繋げトライ。

トラバース〜アンダーマッチまでは問題なし。

そこから右ちょっと出して、足を上げて、右ガストンを中継して、リップをしばく。

いいところに入る。足ピンチを決めて、左出し。ちょっと崩れかかったけど耐えた。

慎重に右足あげて、右をラップになおして、左ポッケに届いたらほぼビクトリー。

右ラップに直してポッケを狙っているところ。

後は高いけどちょくちょくガバがあるのでアドリブでこなす。

これにて無事完登。泥酔よりも大分悪く感じたけど、これは普通に初段な気がした。

S野さんも繋げ始めていたが、大分ヨレ始めていて厳しそう。

レストを長めにとれば良い感じに高度が出るので休みながらトライ継続。

僕は少し休んでから隣のGood luck to you(二段)をトライ。

Good luck to you (二段)

こちらは吉田さん初登のようなのでそれなりに歴史のある課題らしい。

左側もホールドは顕著なのに、トライしたけど発表しなかったんだろうか。

見るからにスタートなアンダーから始めて、遠い一手出して、寄せて、ポッケを取ったら後は傾斜が寝ているのでビクトリー、みたいな課題に見える。

なんとなくオブザベして、ラッキーストライクで消耗して背中のHPが残り少ないが、頑張ってトライ。

アンダーマッチスタートして、一手目へ。が、全然止まらない。動く向きもポジションも取り先も嫌な感じ。

即効で諦めてウェブザベ。

どうやらアンダースタートではなくセパレートで、左手はルーフ側のガストンカチを持っていいらしい。なんだか中途半端な感じ。

後で知ったことだけど、吉田さん本人はアンダーからマッチスタートしたかったらしい。

ここでは素直に従ってセパスタートする。

スタート右手のアンダーは左側奥がラップっぽく保持するといい感じだった。

スタートポジション。

セパなら一手目カチが近くなるのでさっきよりもかなりすんなり。

そこから踏み変えて、右寄せで皺クラック取り。

想像よりだいぶ悪い!ビビッてフォール。

ここらへんが核心らしい。

この右手がどこでも全部悪い。

気になったのかラッキーストライク繋げのために体力チャージしていたはずのS野さんもやってきた。

S野さんにもスタートのやり方を教えてあげたけど、一手目取りで跳ね返されていた。

チャージした体力が岩に散って波に攫われていく…。

その後も、持ち感やポジションを探ったり、

右寄せのホールドを左手で持ってたカチに変えるムーブを試したりしたが、どれもしっくり来ない。

しっくり来ないので試しにゴリ押ししてみる。

右寄せで、なんとなく窪んでいる箇所を親指で抑えてファットピンチで体制を整える。

もうちょい奥に送って、ここもカチピンチ。

前側にデッドするので右足は少し岩の外側にずらしておく。

これですっぽ抜けても猫パンくらいで済みそうだし、えいやでデッド。

止まった。吹っ飛ぶと思ってたからむしろパニック。

数十センチ前にデッド。この間に吹っ飛びそうな気がするくらい右が持てていない。

とにかく悪い右手をもうちょい良さそうな上の棚に伸ばす。

悪くないけど期待したほどじゃなかった。パニック状態継続。

棚もあまり良くなくて慌てているところ。焦りすぎてすごく重心が上がっている。

地味に左足も小さいエッジに立っているので踏んでる感覚が悪い。何回かしゃくって誤魔化す。

そこからもう一手右手を送ったら、こっちがそこそこ良いホールドだった。

良い手を持って安心したところ。

安心して左寄せて、悪い足も上げて、あとはガバガバでトップアウト。

見た目よりも保持力勝負な理不尽系だった。

S野さんとグータッチして、すーさんに報告がてら吉田ハングも冷やかすかと思ってそちらへ。

報告したら、Good luck to youはルーフ面に足を巻くと楽と教えてもらった。ムーブ系だったのか。

話してたらすーさんもラッキーストライクをやる流れになったのでS野さんの下に戻る。

僕はヨレヨレでFortune dragonを冷やかし。案の定ヨレすぎて何もできず。これはまた今度。

すーさんはラッキーストライクを手早くバラしたけどヨレて時間切れ。

S野さんも何度か惜しいトライが何度かあったが最後は高度下がって終了。

17時前くらいに撤収、定食屋でラーメン食べて帰宅。

まとめ

城ヶ崎はロケーションも良いし温かいし色々登れて楽しい。

難しい課題はほぼ打ち込んでないし来シーズンは高グレードも狙いたい。

城ヶ崎の漁り火エリアで鬼火を登った。その他たくさん。

H部くんに誘われて城ヶ崎に行ってきた。

目標は鬼火SD。

ゆっくりめに出発して途中で合流、駅伝の通行止めに巻き込まれたりしてかなり遅めの11時半ごろ到着。

適当に小さい岩でアップして早速鬼火へ。

鬼火

鬼火は2年くらい前にちょっと触って浮けなかったし下地が悪くて深追いしてなかった課題。

今回は先客がめちゃくちゃマットを敷いてくれていたので安心してトライできる。

まずは1/初段の立ちスタートから。

相変わらず浮けないしピンチを捏ねてるとガンガンヌメってくる。

潮風のせいかわからないけどこの日は湿気が凄かった。

ピンチ持ちバージョン。0.1秒くらい浮けた瞬間。

これは今回もダメかと思ったが、試しにピンチをやめてカチってみる。

親指を突っ込んでるところを3本指で握ったら普通に浮けた。

カチ持ちバージョン。個人的にはこっちの方がだいぶ楽。

そのまま遠いカチを取りに行って、リップへ。

左手寄せて、一旦足切って耐えたらマントルへ。

マントルが斜めっていて緊張感があるけど落ち着いて突破。

若干緊張感のあるマントル

浮こうとして失敗したトライがあるからフラッシュは失敗として二撃かな?

意外にもさっくり。

2年前のトライは覚えてないのでノーカンとする。どうせ浮けてないし。

ともあれ、これでSDトライの権利をゲット。

居合わせた方の完登に立ち会いつつ、僕もすぐさまSDトライ開始。

スタートポジションは右足を高めにフックすると良さそうだけど、選択肢に迷う。

遠めの良い感じの段差にトゥフックしようとしたけど、遠すぎて上手くかからない。

奥の足だと遠い。

結局手前の大きめツブにヒールで落ち着いた。

離陸したらなんてことない中継を挟んで一気に立ちスタートのピンチへ。

さっきと同様にカチ持ちで狙う。

そこそこ遠くて外し、なんとか止めてもなんかハマりが悪く、しんどくてフォール。

でもここは気持ちの問題だけで頑張れば大丈夫そう。

右手の収まりが悪くて落ちるトライを挟みつつ、ちゃんと頑張ったトライで左寄せも成功。

カチ取り。

左手寄せ。スタで耐えられるほど良くはないのでガスでぶっ叩きにいく。

でも遠いガバカチに出ようとしたら左手がすっぽ抜けて落ちた。

レストして、再度ちゃんと集中したトライで寄せ、ガバカチも止めてマントル

無事にSDも登れて三段ゲット。何気にワンデイで三段は初めて。パワー系で相性良かったのもあるけど、確かに噂通りお買い得だと思う。

でも一手目ピンチ持ちは最後まで意味不明だった。コツなのか?

居合わせた人はみんなカチ持ちの方が悪いっぽかったので個人差が大きいのかもしれない。

H部くんはピンチを色々捏ねて立ちスタート版は行けそうな雰囲気だったけど戦略的撤退。

先に鬼火を登った方とともに僕らも横の狐火に移行。

狐火

僕は2年前にやったけど、めちゃくちゃマットを擦りながら登ってたのでやり直すことにした。

よく覚えてないけど、足がめっちゃ悪いらしい。

右側にツブがあるくらいで他はほとんど使えない感じ。

つるんつるん滑らせながら無理やり離陸して、キャンパっぽくなりながら無理やり初手へ。

なんとか止まったので寄せて、足上げて、遠い左出し、フラッギングしてリップ叩いて、マントル

立ちスタートに合流して足を上げるところ。

左出してフラッギングするところ。プルプルしている。

なんと一発で登れた。素晴らしい。

あんまりトレーニングに身が入ってない感あるけど2年前より強くなってるかも。

H部くんは立ちを一撃して、SDも割とすぐにバラしたのに何故か繋げで沼にハマっていた。

しばらく応援してたけどなかなか終わらなそうなのでH部くんを残置して僕だけトゥンバックへ。

トゥンバック(初段)

比較的最近(1〜2年前くらい)に追加された課題。なかなか悪いらしい。

先客の10人くらいのパーティに混ざって肩身が狭くなりつつトライ。

狭いルーフにガバが続いていて、フックで逃がしながら進んでいく感じっぽい。

ホールドは色々あるが、あっても使えないガバだったりでムーブが分かりづらい。

何度かやっても良くわからんので(肩身狭いし)短期決戦と決めてWEBザベ。

ルーフ終盤のガバはアンダーマッチして右出しでリップ付近のガバにいくらしい。

試してみると確かに良さそう。でもその後左手寄せがムズい。

左ヒールが絶妙に悪くて寄せきる前に落ちてしまう。

よくよく確認したら寄せようとしてたホールドはそもそも届かなかった。

左ヒールが抜けないように死ぬほど固めてポジションを右に寄せているところ。ところがこうすると左奥のガバには届かない。

諦めてヒールをやめて、トウフックに変更。

ルーフを抜けた先を狙って手を出したら一発で左手が出せた。

左手とめたところ。

ムーブ選択ミスってただけのパターン。

いったんレストして、繋げトライ。

序盤はパワーでバシバシやって、問題のトウフックパートも出来た。

離陸から一手出したところ。左足は全然使えないので右ヒールでバランスを取る。

寄せたら一旦右手をちょい下のアンダーに戻す。そうすると足を切っても耐えられるので切ってヒールで足先行させる。

右手アンダーにして足切って体あげてヒールかけてるところ。

ヒールしたらマッチして、また足切って反対側にヒールし直してクロスしてビクトリーガバへ。

マッチして反対側にヒールしてクロス。

この辺まで来たらビクトリー。

寄せたあとのパートが思いの外しんどかったけどこれにて無事完登。

悪いという話を聞いててビビっていたけど、結構相性が良かったかも。一応初段の範疇には入っていると思う。

グレード感は置いといて内容はかなり面白かった。

低くて安全だし、フナムシロックからも歩いて行ける場所だし、かなりおすすめの一本。

漁り火ルーフ(1級)

若干暗くなり始めてたけどH部くんが戻って来ないので近くのこちらもトライ。

リード壁の途中まで登る感じで魅力が薄かったけど、動画で見た感じルーフ越えがパワフルで面白そう。

1人なのでマット配置をよく考えてからトライ。

チョークがついてるスタートっぽいホールドから高いアンダーへ。

結構キモいけど持ちやすいのでなんとかなる。

側対で離陸してクロスでハイアンダー。キモい。

そこからリップを叩いて、コンプレッションでルーフ面側上部のアンダーまで上がったら手にトウで寄せ。

しようとしたらトウがすっぽ抜けて落ちた。

流石に悪かったみたいなのでトウはやめてそのまま左送りに変更。

左送りしたところ。

そこから左足を上げて、パワーで寄せて上部のポッケへ。

右手切ってパワーで耐える。もうちょいマシなムーブはあると思う。

乗っ越して、それっぽいチョークがついた小さいカチをマッチしてゴール。

登れたーと思ってラインを確認すると、もっと左側にラインが引いてある。

おかしいと思ってyoutubeの動画を漁ったら、もっと左までトラバースして、ガバ足に立って両手を離せたらゴールらしい。

トラバースするならとマット配置を練り直して再度トライ。

下部は問題なし。ゴールだと思っていた小さいカチをマッチ…したいが、小さすぎる。

もちゃもちゃしながら1本1本くらいで譲りあってもギリギリマッチ成功。かなりスリリングだった。

1.5本ずつ譲るみたいな感じでかなりもちゃついている。

マッチしたら左の棚にドンとプッシュ。そのとき壁に当たって眼鏡が吹っ飛びかけた。

誰も見てないから笑えないし、肩でキャッチしてかけ直す。吹っ飛んでたら着地もままならず詰んでたかも。

いらんムーブが追加されたけどそのまま棚に立って無事完登。

左に手をついたところ。それからそこに乗って、両手離したら完登。

トップアウト出来ないけどこれもなかなか面白い課題だった。パワフルな傾斜と上部のスリルが良い感じ。

ジムっぽい課題が好きな人におすすめ。

高さがあるので複数人でマット多めにしてトライするほうが良さそう。

残りの時間は周辺を散策して、ほぼ日が暮れたところでH部くんも戻って来たのでクライミング終了。

マリンパークで海鮮丼を食べて、ホームの新年会に参加して帰って寝た。

成果

  • 鬼火 (1/初段)
  • 鬼火SD (三段)
  • 狐火(初段)
  • トゥンバック(初段)
  • 漁り火ルーフ(1級)

年始に沢山課題が登れて幸先が良い。

この成果で勢いをつけて今年も頑張りたい。

三峰でひもを登った

たけちゃんに誘われて三峰。ひもやりたいらしい。

ぼくも春に少し触ってたので一緒にやってみることにした。

6時くらいに集合して9時ごろ到着。関越が割と空いててスムーズに来れた。

ひも(三段)

他の課題には目もくれず、いきなりひもへ。

岩の前で準備体操するが、寒い……。

温度計を見ると2.5℃。活動限界未満です。

たけちゃんもアップがてらひもの序盤をバコバコ打ってたけど寒すぎて撃沈。

ぼくも一応ワントライして撃沈。

谷間から太陽が顔を出すまで昼寝することにした。

30分くらい昼寝して、再度準備体操して11時頃、ようやく太陽が出てきた。

そこからは一気にポカポカ。昼の間は半袖でも過ごせるくらい。

2人で元気にトライ再開。

僕は事前に考えてきたムーブを試す。

普通のスタート位置よりも一手下から初めて、右手スタート位置にクロスで左手取りするムーブ。

こんな感じで左手を寄せる。左ヒールをかけておくといい感じ。

すると、余裕を持って水平カチ取りまで行くことが出来た。

でも次の棚取りがかなり遠く感じる。

適当にデッド。外して落ちた。結構右を叩いたっぽい。

デッド先を確認してもう一度。今度はジャストミート!したはずが、全然かからず落下。

下から見るより外径してて期待したより悪かった。

どうやらぴったり綺麗に発射しないと止まらないらしい。

発射体勢。(いまいち)

その後は外しまくりで沼りタイム。

直射日光でヌメるし太陽拳でカチが見えにくくて外す。

とても眩しい。

日がなければ寒がり、日がさせば眩しがる。ワガママですね。

13時過ぎたくらいで早くも太陽が山の影に隠れる。

気温も一気に下がったけど、今度は暑すぎず寒すぎずのベストコンディションになった。

なのにたけちゃんは午前中撃ち過ぎでヨレて2手目のマッチに沼り始める。ペース配分〜

僕はレスト間隔を長めにとって、完登の構え。

徐々に動きが洗練されてきて止まりそうな雰囲気が出ているが、なかなか棚に上手いことミートしない。

そして手数も少なくて撃っても体が温まらない。

レストすると返って冷えるし、5~10分間隔くらいで多めに撃つことにした。

すると外しても体で覚えた感覚が鮮明に残って、少しずつ精度が上がる感じがする。

自分の場合は短い課題はドンドコ撃っていいらしい。

問題の棚取りは、エイムが難しく、且つ距離も遠い。

僕の場合は一手低いところから出ているので殊更遠い。

足位置はちょっと低いほうがホールドは良いが、距離がちょっと出にくい。少し上を踏んだほうが良かった。

タメの時、スメアは高めに上げるとさらに良いっぽい。

発射体勢(良い感じ)

そして距離出し。

youtubeのTAMYチャンネルでは距離出しは呼吸が大事みたいなことを言っていた。が、最初に見た時はいまいちピンと来なかった。

最近マコト ヤマウチ チャンネルの瑞牆ぴょんぴょんを見た時に同じことをしていることに気づき、へえ〜と思ったのを思い出した。

それを試してみる。

体を離したときに吸って、引くと同時に吐く。

不思議とスムーズな動きになり、ついに棚取りが出来た!

止まった瞬間。

めでたく完登!と思いきや、めちゃくちゃヌメる。

慌て過ぎて何も無いところを叩き、足が抜けて落ちた。

決め損ねる男。

悔しすぎてキレそうだったけど落ち着いて、上部のホールドとムーブを確認して再度トライ。

普通に棚取りを外した。泣きのもうワントライ。

再び棚取りが止まって、今度こそ無事完登!

めでたく完登。

今年はまだ三段が登れてなかったので嬉しかった。

喜んで降りてきたら何故かたけちゃんの方が喜んでいて、なんか逆に冷静になってしまった。

たけちゃんのラストトライを見届けて、まだ15時半だったので締めにもう一本何かやろうということで移動。

リガルマ(1級)

何やるか迷って、通り道にあったリガルマをチョイス。

なんの名前だろうと思ったけどたぶん御岳のマルガリのオマージュ?

マルガリの方をよく知らないけど似てるんだろうか。

岩自体はめっちゃ小さい。

顕著な縦ガバからカチ持ってスローピーなリップへ。

ずっと地面スレスレ。

こういう課題は超シブい印象がある。

たけちゃんが苦しんでるのを見てから、僕もフラッシュトライ。

良さそうな足を右で踏むと何故か浮けない。

そこは左足で踏んで、右足は高めのところを踏んだらバランスが良かった。

スタート体勢。

そこからカチ持って、リップにドン。

ドンしたところ。

結構奥が持てる。これで終わりかと思ったら体が上がらなくてビビる。

頑張ってヒールを上げて、ジタバタしながらマントル

グダグダになりながらフラッシュ。最近のマントルはこんなんばっかり。

わけわからんところをプッシュした。

案外シブくなかった。意外とお買い得かも。

たけちゃんも流れに乗って完登。めでたく坊主回避。良かったね。

二人してサクッと登ってしまったので早めに撤収。

高坂SAでラーメン食べて20時ごろ帰宅。あまり渋滞にもハマらずに済んでラッキーだった。

家で三段完登の祝杯を上げて就寝。

成果

  • ひも(三段)
  • リガルマ(1級)

7年越しに肺魚を登った

W部さんにお誘いいただき、Y子さんと子ども達とともに御岳。

6時過ぎに出発してゆるゆる運転して9時過ぎに到着。

いつも使ってる忍者返しに近いトイレ付き駐車場は、長時間利用があんまりよく思われてないらしい。

なので近くの玉堂美術館に駐車。

まずはY子さんキッズの滑り台岩の3級リベンジを応援。

たいしてアップもしてないけどバコバコ打ってバラして、またバコバコ打って完登してた。若いってすごい。

W部さんもちゃっかりセッションして完登。ナイス。

意外にもちゃちゃっと登ってしまったので11時くらいに忍者岩へ移動。

二人は忍者返しが目的とのこと。

僕は色々迷ってクライマー返しをトライ。

クライマー返し(初段)

バリエーションの直上の方が人気になってしまった可哀想な課題。

直上は前に登ってたので今回は本来の左にトラバースするバージョン。

スタートのナックルジャムは最初から試しもせず、親指で上側を抑える変形カチで対処。

写ってないけど右手親指は上面を抑えている

前の足位置を忘れてたりでモタつく。

3回くらいしょうもないムーブミスを繰り返して落下。

手順、足位置を確認して、子供返しの初手まで到達。

色々触ってマッチの仕方を探ってたら足がすっぽ抜けた。

ムーブミス然り、いまいち集中出来ていない感。

それに寒さと乾燥で弾かれる感じがある。

隣ではヌメってない?みたいな会話が聞こえてたけど、乾き手としてはパリパリ通り越してサラサラ。

おかげで持ち感悪いのに突っ込んだトライで盛大に猫パンした。

この右手がそんなに悪くないのにすっぽ抜けて吹っ飛んだ。痛い。

血を拭いて、もう一度トライ。

セパで離陸して、三角カチをもったら足上げてガス。左上のガバをマッチして、子供返しに合流。

ガバマッチまでしたところ。この後は子供返しに合流する。

手も足も抜けそうで緊張する。

合流したらあとはガバなので落ち着いて、ゆっくり突破。

降りてきて、知らない人に直上よりこっちの方が面白いですよねって話しかけられたけど、個人的には直上の方がスッキリしてて好きかも。

忍者を打ってたY子さんは3撃でさっくり登ってた。つっよ。

それを見ていたW部さんはメンタルブレイクしてた。最初から完登する気なさそうだったけども。

13時くらいだったので昼ご飯食べてダラダラ休憩して、次はちょいちょい触ってる肺魚へ。

肺魚(二段)

こちらは7年くらい前にちょっと触ってぜんぜん出来ず、去年触ってぜんぜん出来なかった課題。

縦カチが痛すぎて結構嫌い系だけど、4キロくらい減量したのでワンチャン狙い。

すると、最初のトライでいきなりガバクラックを触るまで行けた。

どうやら半年くらい前にカチが欠けて、下側の斜めカチ部分が4本かかるフラットカチに変化したらしい。

特に人差し指のところがエッジが立っててかかりが良くなってる。

自分が強くなったというよりは課題が簡単になったということで微妙な感じだけど、ホールドが変わったものはしょうがない。

この左手が良くなってた。

なおガバクラックは触ったものの普通に落ちた。

その後3,4回しょうもないトライを繰り返して、ちゃんとカチが持てたトライでまたクラックまで進んだのに振られ落ち。

マット外まで吹っ飛んだけど奇跡的に石がないところに落ちて無傷。落ち方が上手いって言われたけどラッキーなだけかも。

めちゃ振られて怖かった。

その後はまた何回かカチが持てなくて落ちるしょうもないトライを繰り返し。

良くなったとはいえ僕からすると微妙な持ち感だからコンディショニングが大事そう。

ホールドは毎回磨いて、チョークもちゃんとつけると良さそう。

手の方は湿度が低すぎて弾かれるので息をかけて少し湿りけを保ったり、PD9をつけたりで整える。

そうやって調整しつつ気持ちも集中させて、かなり流れの良いトライでクラックが止まった。

振られもいなしてマントルまで行くが、マントリングの途中でヒールが抜けた。

片手プッシュの状態で止まってたけど戻せなくてフォール。

ヒールが抜けて詰んでるところ。

もうちょいだったけど噂通りたしかにホールドがあんまりなくてマントルがムズい。沼りそうな気配。

ともかくめちゃ疲れたので25分くらいレスト。

再び気持ちを集中して離陸。

カチ持って、クラックへ。初めて足が切れなかった。

リップはサラサラの悪いスローパーを抑えて、さっき抜けたヒールはそこからつま先に直す。

それから奥のガバを持ったらビクトリー。無事トップアウト。

右ヒールを爪先に直したらかなり安定感あって良かった。

集中したおかげかかなり流れもよく、綺麗に登れた。

めちゃ余裕そうでしたねーと言われたけど、ギリギリな課題だと一番綺麗な登りじゃないと完登出来ないから余裕そうに見えるんだと思う。

ともかく苦節7年、苦手系の課題を登ることが出来て満足。

Y子さんは6ミリくらいのカチピンチを中継する子供返しが出来そうだったり、忍クラもいいところまで行ったりで周囲の男性陣をどよめかせていた。

W部さんは早々に敗退モード。8連登くらいしててヨレヨレだったらしい。頑張りすぎ。

僕が登って16時半くらいになってたのでちょい早めに撤収。

渋滞にハマったりで19時半くらいに帰宅、飯食って風呂入って寝た。

成果

  • クライマー返し(初段)
  • 肺魚(二段)