お登りさん日記

ほぼ岩の記録。課題のネタバレはがっつりするので悪しからず。

岩のためのジム、projectに行ってきた

3月の半ばごろに岩に行く予定が雨で中止になったので、代わりということで大ちゃんとノムシンがいるジムで有名なprojectに行ってきた。

project公式サイト

写真はほぼ撮っていないけど、やばいトレーニングウォールを触ってきたのでその紹介をしようと思う。

ジムについて

壁の構成

ほとんどがまぶし壁で傾斜壁になっている。

でかいルーフとバルジ、あとは110~130度くらいの壁が7面くらい(だったはず)。あとは初心者用のスラブ。

そして二階にカチしかないトレーニングウォール、ビーストメーカーとかのトレーニング器具とスローパーだらけのキャンパボードがある。

バルジの両サイドと120度くらいの壁がマンスリーウォールでここだけカラーセットがされていたり、今風のムーブがあったりする。

全体的にスラバーには厳しめ、フィジカルクライマーやカチラーには楽しい壁だけあるみたいな感じ。

グレード

グレードは10級(くらい)から五段まで、でも区切りがざっくりしていて、10~7級, 6~3級, 2級~2段, 3段~4段, それ以上~ みたいな感じでテープが貼られている。

なのでグレード感はよくわからない。でも最高グレード3段以上としているジムも多いので、このジムの3段以上のグレードは割と正確に区別されているんじゃないだろうか。知らんけど。

主にトライしていた2級~2段くらいのテープ課題はどれもその範囲を逸脱してはいないように感じた。まあこれだけざっくりなら逸脱されていても困るけど。

課題の傾向

言うまでもなく傾斜でカチを握って耐えるものがほとんど。マンスリー課題にはボテ系のホールドもあるけど課題の最中にしっかりカチを用意してくる。

それと、ほとんどの壁が傾斜なので自分が思っているよりもヨレやすい。サーキットトレーニングとかしてボルダー持久力を鍛えるのに効果的かもしれない。

また、まぶし壁にはファイル課題がたくさん用意されていて、そのなかでもカチトレファイルにはやばいカチだけ集めましたみたいな課題が集められている。

そのうちの2段を触ってみたけど、一手とるのが限界だった。

レーニングウォールについて

今回一番印象的だったので紹介しておこうと思う。

2020年に入ってから作られた(らしい)カチトレーニング用の壁があり、厚みのあるホールドが一切用意されていない。

f:id:syathi:20200415213334j:plain
正面から見るとこんなかんじ

f:id:syathi:20200415213521j:plain
横から見るとこう。薄さも傾斜もやばい。

この傾斜とこのホールドで課題は4/5級から設定されている。そしてガバからスタートとか書いてある。カチでは?

ちなみに一番簡単な4/5級で体感的には3級くらいあった。そのあと2級を触ってみたが浮くのが限界。3級も初手しか出来なかった。諦めて4級に挑戦。核心が出来ずに敗退。

たぶんアングラよりさらに2グレードくらい辛く設定されている。絶望したい人は是非やるべし。

それと、休日の日中ずっといたのにこの壁に取り憑いていたのは僕たちのパーティー意外にはもう1パーティーしかいなかった。人の少なさはマイナー岩並。トレーニングには集中しやすい。

この壁に3段までファイル課題がある。ノムシンなみの保持力があれば登れるのだろう。

まとめ

全体として、トレーニング環境としてはかなり充実している。駅から遠いので車でいかないといけない点だけが残念。

まぶし課題はヨレたあとにしか触っていなかったのであまり出来なかったけれど、ホールドの密度が高いので無限に遊ぶことができるはず。

強くなりたい人は一度足を運ぶといいと思う。