H部くんに誘われて城ヶ崎に行ってきた。
目標は鬼火SD。
ゆっくりめに出発して途中で合流、駅伝の通行止めに巻き込まれたりしてかなり遅めの11時半ごろ到着。
適当に小さい岩でアップして早速鬼火へ。
鬼火
鬼火は2年くらい前にちょっと触って浮けなかったし下地が悪くて深追いしてなかった課題。
今回は先客がめちゃくちゃマットを敷いてくれていたので安心してトライできる。
まずは1/初段の立ちスタートから。
相変わらず浮けないしピンチを捏ねてるとガンガンヌメってくる。
潮風のせいかわからないけどこの日は湿気が凄かった。
これは今回もダメかと思ったが、試しにピンチをやめてカチってみる。
親指を突っ込んでるところを3本指で握ったら普通に浮けた。
そのまま遠いカチを取りに行って、リップへ。
左手寄せて、一旦足切って耐えたらマントルへ。
マントルが斜めっていて緊張感があるけど落ち着いて突破。
浮こうとして失敗したトライがあるからフラッシュは失敗として二撃かな?
意外にもさっくり。
2年前のトライは覚えてないのでノーカンとする。どうせ浮けてないし。
ともあれ、これでSDトライの権利をゲット。
居合わせた方の完登に立ち会いつつ、僕もすぐさまSDトライ開始。
スタートポジションは右足を高めにフックすると良さそうだけど、選択肢に迷う。
遠めの良い感じの段差にトゥフックしようとしたけど、遠すぎて上手くかからない。
結局手前の大きめツブにヒールで落ち着いた。
離陸したらなんてことない中継を挟んで一気に立ちスタートのピンチへ。
さっきと同様にカチ持ちで狙う。
そこそこ遠くて外し、なんとか止めてもなんかハマりが悪く、しんどくてフォール。
でもここは気持ちの問題だけで頑張れば大丈夫そう。
右手の収まりが悪くて落ちるトライを挟みつつ、ちゃんと頑張ったトライで左寄せも成功。
でも遠いガバカチに出ようとしたら左手がすっぽ抜けて落ちた。
レストして、再度ちゃんと集中したトライで寄せ、ガバカチも止めてマントル。
無事にSDも登れて三段ゲット。何気にワンデイで三段は初めて。パワー系で相性良かったのもあるけど、確かに噂通りお買い得だと思う。
でも一手目ピンチ持ちは最後まで意味不明だった。コツなのか?
居合わせた人はみんなカチ持ちの方が悪いっぽかったので個人差が大きいのかもしれない。
H部くんはピンチを色々捏ねて立ちスタート版は行けそうな雰囲気だったけど戦略的撤退。
先に鬼火を登った方とともに僕らも横の狐火に移行。
狐火
僕は2年前にやったけど、めちゃくちゃマットを擦りながら登ってたのでやり直すことにした。
よく覚えてないけど、足がめっちゃ悪いらしい。
右側にツブがあるくらいで他はほとんど使えない感じ。
つるんつるん滑らせながら無理やり離陸して、キャンパっぽくなりながら無理やり初手へ。
なんとか止まったので寄せて、足上げて、遠い左出し、フラッギングしてリップ叩いて、マントル。
なんと一発で登れた。素晴らしい。
あんまりトレーニングに身が入ってない感あるけど2年前より強くなってるかも。
H部くんは立ちを一撃して、SDも割とすぐにバラしたのに何故か繋げで沼にハマっていた。
しばらく応援してたけどなかなか終わらなそうなのでH部くんを残置して僕だけトゥンバックへ。
トゥンバック(初段)
比較的最近(1〜2年前くらい)に追加された課題。なかなか悪いらしい。
先客の10人くらいのパーティに混ざって肩身が狭くなりつつトライ。
狭いルーフにガバが続いていて、フックで逃がしながら進んでいく感じっぽい。
ホールドは色々あるが、あっても使えないガバだったりでムーブが分かりづらい。
何度かやっても良くわからんので(肩身狭いし)短期決戦と決めてWEBザベ。
ルーフ終盤のガバはアンダーマッチして右出しでリップ付近のガバにいくらしい。
試してみると確かに良さそう。でもその後左手寄せがムズい。
左ヒールが絶妙に悪くて寄せきる前に落ちてしまう。
よくよく確認したら寄せようとしてたホールドはそもそも届かなかった。
諦めてヒールをやめて、トウフックに変更。
ルーフを抜けた先を狙って手を出したら一発で左手が出せた。
ムーブ選択ミスってただけのパターン。
いったんレストして、繋げトライ。
序盤はパワーでバシバシやって、問題のトウフックパートも出来た。
寄せたら一旦右手をちょい下のアンダーに戻す。そうすると足を切っても耐えられるので切ってヒールで足先行させる。
ヒールしたらマッチして、また足切って反対側にヒールし直してクロスしてビクトリーガバへ。
寄せたあとのパートが思いの外しんどかったけどこれにて無事完登。
悪いという話を聞いててビビっていたけど、結構相性が良かったかも。一応初段の範疇には入っていると思う。
グレード感は置いといて内容はかなり面白かった。
低くて安全だし、フナムシロックからも歩いて行ける場所だし、かなりおすすめの一本。
漁り火ルーフ(1級)
若干暗くなり始めてたけどH部くんが戻って来ないので近くのこちらもトライ。
リード壁の途中まで登る感じで魅力が薄かったけど、動画で見た感じルーフ越えがパワフルで面白そう。
1人なのでマット配置をよく考えてからトライ。
チョークがついてるスタートっぽいホールドから高いアンダーへ。
結構キモいけど持ちやすいのでなんとかなる。
そこからリップを叩いて、コンプレッションでルーフ面側上部のアンダーまで上がったら手にトウで寄せ。
しようとしたらトウがすっぽ抜けて落ちた。
流石に悪かったみたいなのでトウはやめてそのまま左送りに変更。
そこから左足を上げて、パワーで寄せて上部のポッケへ。
乗っ越して、それっぽいチョークがついた小さいカチをマッチしてゴール。
登れたーと思ってラインを確認すると、もっと左側にラインが引いてある。
おかしいと思ってyoutubeの動画を漁ったら、もっと左までトラバースして、ガバ足に立って両手を離せたらゴールらしい。
トラバースするならとマット配置を練り直して再度トライ。
下部は問題なし。ゴールだと思っていた小さいカチをマッチ…したいが、小さすぎる。
もちゃもちゃしながら1本1本くらいで譲りあってもギリギリマッチ成功。かなりスリリングだった。
マッチしたら左の棚にドンとプッシュ。そのとき壁に当たって眼鏡が吹っ飛びかけた。
誰も見てないから笑えないし、肩でキャッチしてかけ直す。吹っ飛んでたら着地もままならず詰んでたかも。
いらんムーブが追加されたけどそのまま棚に立って無事完登。
トップアウト出来ないけどこれもなかなか面白い課題だった。パワフルな傾斜と上部のスリルが良い感じ。
ジムっぽい課題が好きな人におすすめ。
高さがあるので複数人でマット多めにしてトライするほうが良さそう。
残りの時間は周辺を散策して、ほぼ日が暮れたところでH部くんも戻って来たのでクライミング終了。
マリンパークで海鮮丼を食べて、ホームの新年会に参加して帰って寝た。
成果
- 鬼火 (1/初段)
- 鬼火SD (三段)
- 狐火(初段)
- トゥンバック(初段)
- 漁り火ルーフ(1級)
年始に沢山課題が登れて幸先が良い。
この成果で勢いをつけて今年も頑張りたい。