お登りさん日記

ほぼ岩の記録。課題のネタバレはがっつりするので悪しからず。

7年越しに肺魚を登った

W部さんにお誘いいただき、Y子さんと子ども達とともに御岳。

6時過ぎに出発してゆるゆる運転して9時過ぎに到着。

いつも使ってる忍者返しに近いトイレ付き駐車場は、長時間利用があんまりよく思われてないらしい。

なので近くの玉堂美術館に駐車。

まずはY子さんキッズの滑り台岩の3級リベンジを応援。

たいしてアップもしてないけどバコバコ打ってバラして、またバコバコ打って完登してた。若いってすごい。

W部さんもちゃっかりセッションして完登。ナイス。

意外にもちゃちゃっと登ってしまったので11時くらいに忍者岩へ移動。

二人は忍者返しが目的とのこと。

僕は色々迷ってクライマー返しをトライ。

クライマー返し(初段)

バリエーションの直上の方が人気になってしまった可哀想な課題。

直上は前に登ってたので今回は本来の左にトラバースするバージョン。

スタートのナックルジャムは最初から試しもせず、親指で上側を抑える変形カチで対処。

写ってないけど右手親指は上面を抑えている

前の足位置を忘れてたりでモタつく。

3回くらいしょうもないムーブミスを繰り返して落下。

手順、足位置を確認して、子供返しの初手まで到達。

色々触ってマッチの仕方を探ってたら足がすっぽ抜けた。

ムーブミス然り、いまいち集中出来ていない感。

それに寒さと乾燥で弾かれる感じがある。

隣ではヌメってない?みたいな会話が聞こえてたけど、乾き手としてはパリパリ通り越してサラサラ。

おかげで持ち感悪いのに突っ込んだトライで盛大に猫パンした。

この右手がそんなに悪くないのにすっぽ抜けて吹っ飛んだ。痛い。

血を拭いて、もう一度トライ。

セパで離陸して、三角カチをもったら足上げてガス。左上のガバをマッチして、子供返しに合流。

ガバマッチまでしたところ。この後は子供返しに合流する。

手も足も抜けそうで緊張する。

合流したらあとはガバなので落ち着いて、ゆっくり突破。

降りてきて、知らない人に直上よりこっちの方が面白いですよねって話しかけられたけど、個人的には直上の方がスッキリしてて好きかも。

忍者を打ってたY子さんは3撃でさっくり登ってた。つっよ。

それを見ていたW部さんはメンタルブレイクしてた。最初から完登する気なさそうだったけども。

13時くらいだったので昼ご飯食べてダラダラ休憩して、次はちょいちょい触ってる肺魚へ。

肺魚(二段)

こちらは7年くらい前にちょっと触ってぜんぜん出来ず、去年触ってぜんぜん出来なかった課題。

縦カチが痛すぎて結構嫌い系だけど、4キロくらい減量したのでワンチャン狙い。

すると、最初のトライでいきなりガバクラックを触るまで行けた。

どうやら半年くらい前にカチが欠けて、下側の斜めカチ部分が4本かかるフラットカチに変化したらしい。

特に人差し指のところがエッジが立っててかかりが良くなってる。

自分が強くなったというよりは課題が簡単になったということで微妙な感じだけど、ホールドが変わったものはしょうがない。

この左手が良くなってた。

なおガバクラックは触ったものの普通に落ちた。

その後3,4回しょうもないトライを繰り返して、ちゃんとカチが持てたトライでまたクラックまで進んだのに振られ落ち。

マット外まで吹っ飛んだけど奇跡的に石がないところに落ちて無傷。落ち方が上手いって言われたけどラッキーなだけかも。

めちゃ振られて怖かった。

その後はまた何回かカチが持てなくて落ちるしょうもないトライを繰り返し。

良くなったとはいえ僕からすると微妙な持ち感だからコンディショニングが大事そう。

ホールドは毎回磨いて、チョークもちゃんとつけると良さそう。

手の方は湿度が低すぎて弾かれるので息をかけて少し湿りけを保ったり、PD9をつけたりで整える。

そうやって調整しつつ気持ちも集中させて、かなり流れの良いトライでクラックが止まった。

振られもいなしてマントルまで行くが、マントリングの途中でヒールが抜けた。

片手プッシュの状態で止まってたけど戻せなくてフォール。

ヒールが抜けて詰んでるところ。

もうちょいだったけど噂通りたしかにホールドがあんまりなくてマントルがムズい。沼りそうな気配。

ともかくめちゃ疲れたので25分くらいレスト。

再び気持ちを集中して離陸。

カチ持って、クラックへ。初めて足が切れなかった。

リップはサラサラの悪いスローパーを抑えて、さっき抜けたヒールはそこからつま先に直す。

それから奥のガバを持ったらビクトリー。無事トップアウト。

右ヒールを爪先に直したらかなり安定感あって良かった。

集中したおかげかかなり流れもよく、綺麗に登れた。

めちゃ余裕そうでしたねーと言われたけど、ギリギリな課題だと一番綺麗な登りじゃないと完登出来ないから余裕そうに見えるんだと思う。

ともかく苦節7年、苦手系の課題を登ることが出来て満足。

Y子さんは6ミリくらいのカチピンチを中継する子供返しが出来そうだったり、忍クラもいいところまで行ったりで周囲の男性陣をどよめかせていた。

W部さんは早々に敗退モード。8連登くらいしててヨレヨレだったらしい。頑張りすぎ。

僕が登って16時半くらいになってたのでちょい早めに撤収。

渋滞にハマったりで19時半くらいに帰宅、飯食って風呂入って寝た。

成果

  • クライマー返し(初段)
  • 肺魚(二段)