暖かくなってきたので御岳に行った。
目的は冬の寒い日に行ったら寒すぎて何も出来なかった蛙(三段)のリベンジ。
ところが、朝の電車で反対方向に乗ってしまった。一応自分の経路だと反対でも問題ないので一安心。 と思ったのもつかの間、腹痛に襲われる。乗り換えのタイミングでなんとか間に合わせたが、結局電車には乗り遅れた。
その後もホリデー快速の秋川行きに分離するトラップに久しぶりに引っかかって戻るハメになったり、なんだかんだで3時間くらいかけて御嶽駅到着。
萎え倒して忍者岩に着いてもしばらくトライする気にならなかず、結局トライ開始は11時ごろになった。
蛙 (三段)
忍者岩チッピング事件以降、虫をトライする人が減った代わりにこちらは少し知名度が上がったような気がする。
自分が当時三段を打ち込むなんて夢にも思っていなかったので気のせいかもしれないが。
しかし、実は蛙もチッピングを全て回避しているわけではなく、スタート時の右足は削られているらしい。
御岳・忍者返しの岩で大規模なチッピング | 山と溪谷社のクライミング・ボルダリング総合サイト CLIMBING-net クライミングネット
記事の写真の4番のホールドがそれにあたる。5番はちょっとわからない。フットホールドに影響があったかもしれない。
一応ハンドホールドは全て無事だが、フットホールドが変化しているということになる。
蛙は全て無事だと思っていたので若干萎えているが、これからトライする人は注意してほしい。
今回はday2で、前回は2月頭にトライしに行き、寒すぎて大して打ち込まずにやめてしまっている。
今回は前回に比べると半袖でちょうどいいくらいの暖かい陽気だったので体がちゃんと動いてくれる感じだった。
とはいえアンダー取りの時点で十分難しい。前回を含めた数回のトライで、初手取り→アウトサイドフラッギングを限界までかける→左手プッシュしつつ右手でがっつり引き、体を起こす→デッド気味に左手出しというプロセスでアンダー取りは少し安定することがわかった。
しかし、それでも3~4回に1回くらいしかアンダー取りが成功せず、リップ取りの練習までたどり着けない。
しばらくわちゃわちゃやったが、ヨレて来てアンダーも止まらなくなってきてしまった。
途中から合流してきたDさんにお尻を押してもらい、数回リップ取りを練習したが、結局止まらず。。。
どうやら普通に叩くと右に外れてしまってジャストミートしないらしい。ちょっと左めに狙うのがコツかもしれない。
14時くらいまで粘ったが結局リップ叩きまで進んだところで敗退。。次回に期待。
クライマー返し直上 (初段)
何も登れずに帰るのも癪なので、隣で賑わっていたクライマー返しセッションに混ぜてもらうことにした。
いつも夕方とか合間にトライするせいで完登を逃している課題。
忍者返しの岩自体チッピングとか下地爆上がりとかでケチがついているので気持ちが入り切っていない節もある。
スタート右手はナックルジャムだと全然安定しないので親指で上側を抑える変形カチで対処。
男は黙ってジャミング!と行きたいところだが甘えさせてもらう。
足にしている棚が絶妙に滑りそう且つ地味にバランシーな感じで左手三角カチ取り。ここは問題ない。
この後がっつりフラッギングして右手をアンダーに返す。今日フラッギングしてばっかりだな。
アンダーに返せたら右足を棚のところにあるエッジを踏んで、左手送り。バランシーで嫌な感じだが意外と手はかかるので信じるとよい。
足を信じて右ガストン取り。よく分からないところに足を上げて、リップへドンのランジ、というところで落ちてしまった。
意外と遠くてヒヨった。その後も微妙に集中を欠いたトライを重ね、下部で落ちる。
初段を適当にトライして登れるほど強くないので、思い直して集中してトライ。丁寧にやれば下部は落ちない。
ランジのパートは少し右足を高いところにあげて距離を稼ぐ。
あとは信じてランジ。止まった。
リップの先は向きが悪いガバで足もよく分からなくなるので若干焦るが、落ち着いてマントル。
素登りより怖くないのでこちらの方がとっつきやすいかもしれない。バランシーな下部を耐えてからの上部のランジが結構気持ちいい課題だった。
難しさはたぶんエゴイストと同じくらいだと思う。
遊歩道岩
宿題だった初段も登れて満足だったが、Dさんが午前中トライしていた遊歩道トラバースにリベンジしたいというので着いていくことに。
左から右にトラバースして1級、右から左に逆走トラバースして初段らしい。
Dさんは1級の最後のところでヨレ落ちしてしまう状態らしい。バラすとできるのでやってればそのうちできそう。
自分も1級の方からトライ。
初手、2手目両方ガストンなのでいい足に乗って2手目に飛ばす。立ち上がってしまって初手を寄せる。
ここから真ん中のパートに入るが、足位置をよく確認してなくてあっさりフォール、オンサイト失敗。
Dさんにムーブを教えてもらい、再度トライ。
一度真ん中まで下がることが出来たが、マッチはかなりしんどそう。そのままリップ手前まで飛ばし、スローパーを無理やり抑えて立ち込む。
結構しんどかったがどうにかトップアウト。
しかし、トポを確認すると真ん中のホールドまでしっかり降りるライン取りに見える。
サクッと登れたのも相まって正しそうなラインで登り直すことにした。
真ん中に降りるところまではそのまま、左足をしっかり掻き込んで真ん中ホールドのやや左のカチに寄せる。
これで完全に降りられたので、右側にデッドしてリップへ出て、マントル。
内容としてもこちらのほうが無理がない。
マミ岩中央SDと同等かこっちのほうがちょい悪いくらい?易しめと思われる。
すぐに逆走する初段の方もトライ。
スタート位置はよく分からなかったのでyoutubeでカンニング。結構右側から始められるらしい。
1級のリップで使ったホールドが初手、手前のガバに寄せて降りる。
かかってなさそうでかかってる足を踏んで真ん中へ。
左足を振って掻き込み、体制を整えてガバへデッド。後はウイニングロード。
こちらも二撃。初段にしては易しめ。炎と同じくらいと思われる。
割と調子いいなと思って帰ってから調べると、どうやら遊歩道岩は結構ホールドが変化(しかもチッピング疑惑)しているらしく、特に足が全体的に良くなり易しくなってしまった様子。
御岳ボルダー/遊歩道岩のホールド欠損について | 中古アウトドア用品・中古登山用品 買取・販売専門店 : maunga (マウンガ)
忍者岩のほとんどの課題がなくなったことと言い、こういうのは本当にやめていただきたい。
一応遊歩道岩は疑惑ということではあるものの、簡単になってるというケチはついてるので目標にするのはおすすめしない。
お遊びとかついでにやるのにとどめるといいと思います。
幸い御岳は小岩トラバース課題はたくさんあるので忍者返しほどのショックではないかなあ。嫌ではあるけども。
成果
- クライマー返し直上(初段)
- 遊歩道トラバース(1級?)
- 遊歩道トラバース逆走(初段?)
- 蛙(リップたたくところまで)
割と色々登れたし蛙も進捗があったもののモヤっと始まりモヤっと終わった1日だった。