お登りさん日記

ほぼ岩の記録。課題のネタバレはがっつりするので悪しからず。

方向音痴たちの瑞牆

久しぶりの投稿。

夏の間はコンペでデブを晒したり、その後で更に太ったり、フィッシュで全く登れなかったショックで減量を始めたり。

世間は宙斗くんの大活躍とか、ともあオリンピック内定とか、二子の岩場の事故で訴訟問題とか。

訴訟問題はボルダラーといえど他人事ではないが、とにかく穏便に終わってほしい。今後どうなることやら。

というわけでクライミングのモチベが低い夏を過ごし、夏の終わりと共にモチベを取り戻して瑞牆へ。

当初小川山予定だったけどクリーンクライミングと被ってたので急遽変更した。

メンバーはH部くん、G藤くん、N山くん。I田くんも来る予定だったけど風邪ひいたらしくキャンセル。残念。

集合にちょっと時間がかかり、八王子の渋滞にハマったりして11時ごろ到着。

まずはH部くんの希望で指人形から。

指人形の岩

岩はうっすらしっとり。夜中少し降られたのかも。

僕は結構前に登ったので冷やかしだけど一応登れる準備はしておく。

この岩は易しい課題がないのでアップに困る。

奥に掃除されたスラブがあったけど今回は触らなかった。簡単そうだしもしかしたらアップにいいかも。

持ってきたスリングを木に巻きつけて引っ張ったりして温める。意外といい感じ。かさばらないしオススメ。

アップしたら再登するべくトライ。普通に右手をプッシュに返すところで落ちる。もう一回やっても同じところで落ちた。

すっぽ抜け

G藤くんはシュッと突破。さすが。でもその後の足上げで落ちてた。僕も落ちたけど。

プッシュはポジションをちゃんと左にキープして両足で支えると良いらしい。からの足上げは根性かも。一応親指プッシュは少しだけカチがあるのでそれでサポートできる。

そこから最後のランジもちゃんとすっぽ抜けを決めて、その後のトライでようやく再登。ムーブ忘れてたししょうがないということで。

すっぽ抜けその2

改めて登るとテクニカルで良い課題だった。繊細な課題作りができる名セッターが作ってそう。

↓登れた動画

瑞牆 指人形 初段 - YouTube

N山くんも僕が登った直後くらいに完登。G藤くんはリップ取りのランジにハマってたけどマシンガントライの末に完登。

H部くんは独自の横ランジでバラしまではできていたが、プッシュを返す時にリーチがあまりすぎて右足が着地してしまうらしい。

そこをどうにか突破すれば完登は間近だが、ヨレてしまって敗退。惜しい。

13時くらいになったので移動。次は僕の希望でインドラ。

インドラ(二段)

メインの駐車場は意外と空きがあって助かった。

でもインドラの行き方を完全に忘れてて、分岐を無視して右上。

そこそこ上がってようやくおかしいと気づいて、藪をウロウロしてなんとか到着。

2回くらい来てるはずなんだけど......。方向音痴すぎる。

着いたらひとまずお昼ご飯を食べて、G藤くんは昼寝。H部くんはカメラマン。僕とN山くんでトライ。

僕は一年前にちょっとトライしていて、今回はDay2。前回は離陸できず。地ジャンでバラしをしたけど例の1.5本指ポッケも一度も触れず終了していた。

今回は少なくとも一手目かポッケ取りは成功したい。

とりあえず離陸、やり方は何も覚えてない。

左手の選択肢としては横をカチるかポッケを持つか。

ポッケ持ちしつつ親指は横のエッジに引っ掛けてやることにした。

右手は中指薬指を捩じ込んで気持ちだけ下引きのガストン。

足は右足でとりあえず黒くソール後が付いてるところを踏む。

これで何回かやったけど、なんとか浮いて直後に足が抜けるかポッケにタッチできるくらい。

N山くんは左手を人差し指だけポッケでカチ持ち、他の指は隣のカチという不思議な持ち方をしていた。

右足も小さな穴を踏んでるらしい。

僕も真似してやってみたけど、どっちでも同じくらい。

左手はN山くん方式の方が若干良いかも。あとは慣れと頑張りの問題か。

次はバラしで核心(?)のポッケ取り。

左手スタートのカチを踏み、右手をめちゃ引いてデッド。しかしポッケのフチを触るくらいであと少し届かない。

ここでまたしてもN山くんが右足で小さいエッジを踏めることを発見。ホールド発見のプロ。

これでちょっとスタティックにポッケを狙える。

何回かやってポッケを取れたけど、踏み変えで足が見えなくてフォール。

この日の最高高度

あとはスタートから初手の練習を何度かやったけど一度も止まらず時間切れ。

でも全体的に頑張ればいける感がある。パワーをつけよう。

次回かその次か、なんとなく登れる可能性は感じてきた。

16時くらいまでやって、Y井さんがいると連絡を受けたのでガーッと移動して東雲の岩へ。

東雲

また行ったことない道を選んでしまい若干迷子になりながら到着。16時半くらい。

近くの算術とかも見てみる。バコーンとランジして終わりっぽい。これも面白そう。

算術と東雲どっちをやるか迷ったけど、1級ならサクッと終わるかなと思い東雲から。

見た感じはガバポッケに良さげな足。これは余裕な気配を感じる。

スタート位置につくと、足が結構奥まってて意外と傾斜してる。余裕な気配消滅。

なんか足位置もしっくりこない感じでほぼ水平なくらい足を上げて離陸、中継してガバポッケへ、パツパツ過ぎてフォール。

これは巨人じゃないと無理なムーブらしい。

パツくてとどかず。

奥まった足を使う方針に変更。

モヤッと踏んで、左手ピンチして、デッド。

止まりそうだったけどすっぽ抜けた。こういうのが一番痛い。

萎えずに再挑戦、今度は止まった。右足送って、左手にヒール、ガストンに伸びようとしたら、またすっぽ抜けた。

すっぽ抜けたし、ガストンはバラしたら結構悪かった。すっぽ抜け損。

ガストンはやめにして、上のガバそうなポッケにデッドしてみる。

木の根っこにソフトランディングするプロフェッショナルな落下を何回かやったらようやく止まった。

ついでに左手はスタートから横のアンダーポッケに寄せるとちょっと良い感じなのも発見。

細切れだけど分割出来たので繋げてみる。

雑になってしまって下部のデッドを外す。

もう一回集中してトライ。

離陸はちょいキョンでポッケ、送りでデッド。

デッド直前の体制

今度はOK、右足送って、左手にヒールしてアンダーポッケに寄せ、右側に足を上げる。

呼吸を整えて、デッド。斜めに引いてコンプレッションのイメージ。きれいに止まった。

あとはビクトリー。なんか謎にアンダーにトーフックとかしたりわちゃわちゃしながらトップアウト。

右足トーフックしてるところ。両手ガバなのでなんでも大丈夫だと思う。

全然サクッと終わらなかった。

↓登れた動画。H部くんが撮影してくれた。

瑞牆 東雲 一級 - YouTube

18時くらいまでやっててしっかり日が暮れた。

残念だけど算術はまた今度。この日のクライミングはこれにて終了。

帰りはいつの間にかリニューアルされて綺麗になってた境川で炭火豚生姜焼き定食を食べて23時頃帰宅。

久しぶりに花崗岩を触って大満足の1日だった。

成果

  • 指人形(初段) 再登
  • 東雲(1級)

敗退

  • インドラ(二段)

暑かった三峰

会社が休みだったので平日だけど三峰へ。誘ったらN山くんとG藤くんも来てくれた。

あんまり目標はないけどとりあえずひもはやってみるか〜くらいの感じ。

気合で4時半起きして二人と合流、9時すぎに到着。

涼しいマントル周辺

アップ

何やるか決めてなさすぎて周辺をウロチョロしたが、とりあえず涼しいマントルの左にある1級をやってみる。

が、これがかなり難しかった。

右上の初手が悪すぎて動けない。

1時間近くもちゃもちゃしたが結局初手からのムーブが解決しなくて敗退。

池田カンテと差がありすぎるぞ。

アップのつもりだったので面食らった。

涼しいマントル

あんまり温まってないけどそのまま涼しいマントル(初段)をトライ。

横の1級に比べたら手も足も良さそう。

とりあえずトライ。したら、普通に初手取りをミスって落ちたw

ちょっと下にいい足を見つけて、初手取りはOK。

初手のホールドは体勢が上がってればガバだけど下からは二本指ポッケみたいな保持になる。

頑張ってインカットしてる方まで上げるよりは二本指で保持して引き上げた方が良かった。

初手を取ったところ。二本指で保持している。

2手目のガストン取り。ここがたぶん核心。

いい感じの足を見繕って、ゴリ押し気味になんとか解決。

ガストン取りの発射体勢。

次は左の悪めサイドか右のリップ手前までデッドするかで迷ったが、デッドの方が楽だった。

初手をサイドアンダー気味に持ち直して、体制を整えてデッド。

デッドを止めたところ。左手は持ち直してある。

スタート横のサイドホールドにヒールして左手寄せて、リップにドンでばらし完了。

リップにデッドする直前。左手はちょっと上げてある。

繋げトライしたらガストン取りでしっかりめにマットを擦った。

擦った瞬間。

とりあえずいけるとこまでやっておくか〜と思って降りずにいたら登れてしまった。

マントル返しちゃうと登りなおす気が失せるので降りちゃった方が良かったかも。

とりあえず登れたということにして二人を応援。

N山くんは僕が登った直後に続いて完登。

左手は初手のままリップにドンしてた。

G藤くんは謎に初手が全然できず。相性なのかなんなのか。

昼過ぎくらいになったのでひもに移動。

ひも周辺

観光、ベロンチョ凹状

移動して、去年倒壊したと聞いた鉄筋を観光。

傾斜の根本からもげて川に落ちていた。

濁流の力で倒壊したんだと思うけど、とんでもない力がかかったんだろうな。

壊れた面はスラブっぽくなってたので簡単な課題しかなさそう。

ついでにペタシをトライ。3級くらいと聞いてたが10回近くかかってなんとか完登。

帰ってからyoutubeで答え合わせをしたらラインを間違えていて、ベロンチョ凹状という課題だったらしい。

スラブ弱者なので3級と言われてもよくわからない。1級とかでは全然ないと思うけど、3級と言われたらそうかも。。。という感じ。

ひも

寝てた二人を起こして、満を持してひもをトライ。

でも全く予習してないのでスタートでもちゃもちゃした。

一般的っぽいスタートは届かなかったのでズルしてマットを積んで離陸。ズルしないなら1手下からになりそう。

ズルして離陸。地ジャンして初手の人もいるっぽい。ズルしないと右手をもう少し下から始めることになる。

離陸したらヒールするかフラッギングするかの2択。

ヒールはなんかよくわからず。クロスしようとするとヒールがすっぽ抜ける。

手前の方がクロスの後動きやすそうだけどそのぶん悪くて抜けやすい。

奥は良いけどクロスが遠くなるし結局こっちでも抜ける。

クロスの後のヒール解除のことを考えると手前の方が有力。

奥にヒール。

手前にヒール。見た目だとわかりにくいけどこっちの方がヒール自体は悪い。

フラッギングの方はマッチまでは簡単だけど、クラックの保持が結構悪い。

フラッギングしてマッチしたところ。

両方試して、結局フラッギングしてマッチを選択。

日当たりが良すぎて超暑かったので日陰に逃げたりしながらボチボチ打ち込む。

休みながらカンニングして、左手は人差し指を捻じ込んでジャムピンチという情報を得たので真似したら凹角にガストンで入れたが、そのまま動けず。

悪い足に上げるところまでいったけどこの日は結局ここまでが最高高度となった。

ガストンして左足上げしたところ。この日の最高高度。

初手を左手のクロスで取る説もあったがこちらはそこまで試せず。

カチ取りまで伸ばすか、ジャムピンチで頑張るか、ヒールを頑張るか。全部出来そうで出来なくて三択のままいまいち定まらなかった。

なにより暑すぎて体力を消耗した。涼しい時にリベンジしたい。

締め

かなりヨレヨレだったけど締めにひよこ岩の無名課題をトライ。1級らしい。

スタートは甘いガバで足は悪め。初手は深い3本指ポッケなので簡単そう。

と、思ったらその後がちゃんと悪かった。

いい足に上げて、薄いカチを保持して、最後はリップにデッドみたいな感じ。

G藤くんに偵察してもらって、いざトライ。

離陸は一応問題なし。

初手の3本指ポッケは小指、薬指、中指で持つと少し楽だった。

足を上げて、薄カチを保持。ヨレまくってるので十分しんどい。

リップはツルツルのスローパーなのでバッチリ悪い。

3,4回リップをペチペチして良いところを叩けた。

が、その後は全部ツルツルで持ちづらい。

ヨレ的にもここで落ちてもう一回やるのはかなり嫌だったので死にそうになりながらマントル

かなり苦しみながらなんとかマントルを返した。

N山くんもG藤くんもヨレヨレだったので完登者が出たということでこの日のクライミングは終了。

ファミレスで晩ごはんを食べて解散した。

まとめ

完登

  • 涼しいマントル(初段)
  • ベロンチョ凹状(3級)
  • ひよこ岩のフェース(1級)

敗退

  • 無名(1級)
  • ひも(三段)

久しぶりの野猿谷

ホームの人に誘ってもらって野猿谷。

仕事が忙しかったりして岩に行くのは2ヶ月ぶり。

5時に集合して出発。高速をガーっと行ったら3時間かからずに着きそうになった。

みんなシーザー(二段)がお目当てらしいので2番(ワシ)エリアに向かう。

エリア真ん中の駐車場から道路を10分くらい歩いて川に降りたら到着。

2番(ワシ)エリア

とりあえずアップで近くにあったスラブをトライ。

露の間(6級)& 春霞(4級)

本日一本目。見た感じ足悪めのスラブという感じ。野猿谷の6級なので心してかかったが普通に落ちた。 チャンプさんは危なげなく完登。

僕は2回目で完登。いつもの級課題一撃出来ないやつ。

続いて春霞。もっと足悪めのスラブ。

ちょっとやった感じ、上部の足がよくわからん。

チャンプさんは沼りそうということで早々に撤退。

僕もアップだしなーということで敗退しそうになったけど、ライン取りを左よりに変えたらいけた。

典型的な花崗岩スラブな感じ。

こういうスラブをいっぱいやってたらそのうち十六夜とかも登れるようになりそう。

もう一つ右隣に水上スラブの4級があったけど、この雰囲気だと普通に水ポチャしそうだったので戦略的撤退。

アップ完了ということにしてみんながやってるモンキータワーへ。

コバ(初段)

まずはこちらから。野猿谷の看板的な課題らしい。

6メートルくらいのハイボールスラブ。あと下降路がないのでクライムダウンらしい。

みんなのトライを見てると下は簡単でリップ取りが遠い様子。

僕が見てる間に長身のI瀬さんがリーチを活かして一番乗り。そしてクライムダウンが恐ろしすぎて絶望してた。

I瀬さんが降りてこれないのでみんなそのままトライ再開、チャンプさんとすーさんも登って絶望してたw

最後にたけちゃんが登ってようやくみんな覚悟を決めてクライムダウン。

スポットして、みんなが降りてきたところでトライ開始。

下部の粒はさっきの4級より踏める感じ。

そして上部のダブルデッドが核心。3回くらいペシペシしてうまいこといったトライで登れた。

発射体制。

ホールドが木に隠れて見えてないけど、止めたところ。結構ガバ。

そして降りるのが怖くて絶望。

ダブルデッドしたところまでクライムダウンして飛び降りる。

みんなが降りれないのをめっちゃ笑ってたけど同じことになった。

なんとか降りてきて、そのまま隣のシーザーをトライ。

シーザー(二段)

今回のお目当て。

どうやら中間部の右足が悪いらしい。

僕もトライ。下部は細かいカチで体制を整えつつガバ足で高度を上げていく。

下部。右手はリーチがあればピンチまで飛ばせる。

中盤でカンテ状のピンチに上げたいがちょっと届かない。

手前を中継して、足をちょっと上げて、ピンチ。

でもいい感じにハマるところがない。ないまま頑張って持って右足上げ。

確かにここが悪い。ビビって降りる。

ピンチしにくいのでレイバックっぽく行きたいけど吹っ飛びそう。

何回目かでいい感じにピンチがハマるところを発見。

右足が悪い。右手はハマるところがあった。

足が悪いのはしょうがないので踏めてると信じて足上げして上部の棚にデッド。

した瞬間に足が抜けて落ちた。

なんとかメンタルはノーダメで済んだので、その次のトライでちゃんと左足上げ。

そこからデッド成功して無事完登。

デッドしたところ。

4~5トライくらいで登れた。割りと良心的な難易度いあも。

スーさんもその後すぐに完登、たけちゃんも続いたが、そのトライで落ちた時に落ちどころが悪く捻挫してしまったらしい。

見てた感じでも変な落ち方じゃなかったので運が悪かったとしか言えなそう。

軽く冷やして応急処置して車まで戻る。

病院に行くほどじゃないと本人が言ってたのでとりあえずそのまま移動することにした。

10番(ニワトリ)エリア

もう一つのお目当ての冬現境がある10番エリアへ。

アプローチが記憶より悪かったのでたけちゃんには申し訳なかった。

冬現境をトライ。僕はすでに登ってたので鏡花水月(二段)をトライ。

したけど、やっぱり悪い。それにチャンプさんがサブマットだけもって下の岩に行ってしまったのが心配だったので僕もすぐに移動した。

アプローチはそこそこ悪かった。サンダルで行ったら絶望すると思う。

岩は乾いていて、チャンプさんはサブマットだけ敷いて座ってた。

僕が来なかったらそのままトライするつもりだったらしい。メンタルが強すぎる。

まずは紅霞(初段)からトライ。

紅霞(初段)

スタートらへんはかなりガバで、2mくらいの高さで高いヒールをかけてめちゃロックする。

ヒールしてるところ。手がすっぽ抜けたらと思うとビビる。

怖くて僕もチャンプさんも撤退しまくり。

マット1枚じゃ進めないのでチャンプさんが増援を呼んでくれた。

I瀬さんとすーさんが来てくれて、二人のマットを追加して3枚体制。

安心の下地でヒールからのロック。めちゃ遠いけど頑張る。

ロックして左取り。

止めたらクラックにガストンして、右足も上げてリップにドン。

発射体制。

止めたところ。

リップは砂で埃っぽかったけどドガバで助かった。

メンタル核心だった。メンタル弱者とも言う。

ただ、登って一安心と思ったら下降路が最悪だった。

腐りかけた木を頼りにリップ沿いを歩いて少し下がったところから飛び降りる。

降りるときにつかったガバが吹っ飛んだりして怖かった。

チャンプさんも続いて完登。左側の斜面から降りたけどこちらも長いし危険だった。

下降途中、道がなさすぎて木に向かって斜面を駆け上がってランジしてたのはヤバすぎて笑ってしまった。

すーさんとI瀬さんはこれを見て撤退。賢明だと思う。

戻ってW部さんが落ちた時に腰を痛めたらしく寝ていた。帰った後確認すると、脊椎骨折だったらしい。

痛い痛い言いながら普通に歩き回っていたので誰も心配してなかったのにこの日一番の大怪我だった。

5番(ネコ)エリア

時間的にはまだ15時くらいだったので最後にアプローチが近いこちらへ。

ハサマリング入門ということでモンキー&クラブ センター(5級)をトライ。

奥のガバからスタートして、若干ハンドジャムを使ったりして危なげなく完登。

オンサイトトライしたチャンプさんは3分くらいかけて結局落ちてた。もう二度とやらんとのこと。ウケる。

僕はレフトとライトもトライしたけどこちらはさっぱりできず。レフトはスタートすら出来なかった。謎。

続いて横にある、冬の坂道(9級)をトライ。 若干悪かったけど普通に一撃。

そのままノーハンドで遊んでみたらマントル付近が難しくて敗退した。

なんなら全員敗退したw スラブムズい。

続いて、冬の猿(3級)でチャンプさんが苦しんでたので僕も試しにトライ。

こちらはリップトラバースの課題。

リップにヒールしたくなるけど我慢してフェースに足を置くと良い感じ。

3級かはかなり怪しいがなんとか一撃。

瑞牆のカラクリくらいな気がする。

チャンプさんも死にそうになりながら意地で完登。左手故障してるのに根性がすごい。

続いてちょっとだけ移動して、ベルベットモンキー(2級)をトライ。

足が悪く、マントルをモリッと返して簡単スラブをやって終わりっぽい。

ほぼワンムーブで2級なのでなかなかムズい。

ポジションを決めて、マントルはゴリ押しぎみに解決。

ジムとかでこういうムーブある気がする。でも面白かった。

そのすぐ横にも課題があることを教えてもらったのでこれらもトライ。

猿人形(初段)とのこと。

カンテとアンダーでめちゃハイステップスタート。

細かい足を踏んで、左手はプッシュ気味に離陸。

ハイステップ過ぎて股関節がちょっと痛かった。

リップまで一手だが全然届かず。

何回かやってるとリップまでの徐々に距離が詰まっていく。

沼りそうで不安だったが、気合でデッドしてギリ止まったトライでプルプルしながら止めたオープンをハーフクリンプに握り込んで何とか完登。

落ちたくなさすぎてこの日一番頑張った気がする。

この辺でもう17時くらいになってたので僕はクライミング終了。

他の人の応援を少しして帰宅。

登りすぎたのかアプローチが大変だったせいか翌日尻がかなり筋肉痛になった。

怪我人も多かったけどたくさんの課題を登ってかなり充実した1日で良かった。

まとめ

完登

  • コバ(初段)
  • シーザー(二段)
  • 紅霞(初段)
  • 猿人形(初段)
  • 露の間(6級)
  • 春霞(4級)
  • モンキー&クラブ センター(5級)
  • 冬の坂道(9級)
  • 冬の猿(3級)
  • ベルベットモンキー(2級)

敗退

  • 鏡花水月(二段) 1トライくらいしかしてないけども。
  • モンキー&クラブ レフト(3級)
  • モンキー&クラブ ライト(2級)

みんなでエクステンドとデッドエンド

ホームの人たちに連れて行ってもらって御岳。お目当てはエクステンドらしい。

今回は2台体制で7人の大所帯。マットも6枚。なんでもいける。

寝る前に天気予報を見たら雨マークに変わってて本当に行くのか不安になる。

とりあえず朝起きて集合場所に着いたらみんないた。

高速をガーッと行って9時ちょっと前に最寄りの駐車場到着。

前日も雨だったみたいで道路は濡れてる。

先に岩の様子を見に行くと雨予報なのに先客がいて、もうトライしていた。根性あるな。

車を置きに行ったクマさんを迎えにいって、僕らもトライ開始。

エクステンド

バスの転回スペースのところから道路に入って行って5分もないくらい。

枯れた給水所のところを左手に見ると道路からでもちょっとだけエクステンドの岩が見える。

降りていくと苔玉みたいなナイスな岩。

コンディションは全体的にビショビショだけど先客の方が乾かしてくれたのか、使うホールドだけシケシケ程度で済んでる。

ついでに周辺の課題の様子を見ると、フェニルアラニンとロイシンは自然に帰り始め、バリンは下地の多くの範囲が水没してた。

ナイアシンは下地が川だけど木を並べて登れるようになってた。No Nameも普通に登られていそうな雰囲気。

戻ってエクステンドをトライ。

下部の痛めのガバカチとヒールをわしわしこなす。この辺は3級~4級くらい。

上部の外径カチ&縦カチ&カチのシークエンスをどうこなすかが本題という感じ。

youtube先生によると外径カチから縦カチに寄せるらしいが、外径カチがだいぶ悪いので厳しそう。

この左手がめちゃ悪い。

外径カチから上部のカチに飛ばしでデッドしてから縦カチに寄せる方が可能性を感じた。

横の岩を使って探り、上部のカチを確認。ガスっぽい見た目だけど真下に3本指で引ける窪みがある。

その後は30分くらい核心パートをマシンガントライ。

ペシペシ打ちまくってたらうまいことハマったトライで止めることができた。

外径カチを左ピンチ、右手のフラットガバカチも親指を添えると出だしがいい感じ。

デッドしたところ。3本オープンがぴったり。ここから右手寄せする。

ビクトリーのガバスローパーまでやって全貌を解明。

いざ繋げトライ。下部はどってことないのでナメてたらポジションが微妙に低くなって上部のカチ取りを外す。

バラシからの繋げトライあるあるですね。

落ち着いて15分くらいレスト、みんなの応援。

再びトライ。微妙に下部パートのテンポが悪くてダメそうだったけどカチ取りはちゃんと当たりを引いた。

そのまま木の根っこを使ってトップアウト。細い根っこだったから怖かったけど割と安定してそう。

根っこが細くてちょっと怖い。

これにて無事完登。

1時間くらいで登れてしまったので割とやりやすい&得意系だったのかも。

後から聞いた話によると、スタートから1手目にかけてホールドが欠けてやりやすくなってるらしい。

↓登れた動画

youtu.be

この後はみんなの応援とか写真撮影とか。

僕のムーブはみんなやってくれず、縦カチを左ガストンで引いて、クロスで上部のカチをとるムーブで解決していた。

スーさんクマさんはこれでさっさとバラし、タケちゃんもほぼ出来てた。

雨が降り出す中みんな怒涛のマシンガントライで完登を目指す。

クマさんはかなり惜しいトライが続いていたけど、ビクトリーのガバスローパー取りがはまらず惜しくも敗退。次回登れそう。

スーさんも薬指が裂けてしまって敗退。来週リベンジを決意していた。

昼過ぎくらいに移動。

デッドエンドの岩

発電所駐車場の近くということで人間発電に行ってみたけど、しっかりビショビショ。

僕は人間発電は登ってたので数人とデッドエンドに行くことにした。

こちらは先客が3パーティーくらい。コンディションもまだマシ。雨も止んでくれた。

デッドエンドはもう登ってたので横断をやることにした。

それと、デッドエンド(左、右、中央)のラインについて。youtubeだと色々ごちゃごちゃしているけど、

中央は有名なポッケを使って直上するライン。

右は実質横断のバラし。なのでデッドエンドスタートからポッケを使わず右抜け。

左は勅使河原美加の半生のポッケを引いて左側のリップへのランジ課題。

ということらしいのでそれでトライしている。

デッドエンド右、デッドエンド横断

2年くらい前にリップ手前の足が踏めなくて敗退した記憶。

デッドエンドは全体的に足が抜けて落とされるからフラストレーションが溜まって敬遠していた。

今回もしっかり同じところで落とされる。3回くらい落とされてキレてたらカントクがリップ手前の縦カチの存在を教えてくれた。

右手の縦カチがいい感じ

一旦ばらしということでデッドエンド右としてトライ。

確かに縦カチを使ったらちょっと距離を伸ばしやすい。おかげでこれで登れた。

15分くらいレストして、いざ横断トライ。

とは言っても序盤はガバガバで実質アプローチ。ちょっとヨレるけど無事完登。

↓登れた動画

youtu.be

デッドエンド右とあんまり変わらなくない?という感じだけど、タケちゃんはヨレ敗退してたからやっぱり違うのかも。

まだ少し時間があるので今度は左側の課題をやってみる。

デッドエンド左

先客パーティーがずっと勅使河原美加の半生をやってたので混ぜてもらう。

が、チッピングされた三角ポッケが意味不明なくらい悪い。左側だけ少し持てるけど下引き出来ない。

なんとか体を上げて右手は親指で薄カチを抑える。

でもこの姿勢だと下に引けるホールドがないのでポッケまで出れない!

これは不可能な気がしたので潔く敗退。

まだ可能性がありそうなデッドエンド左をトライ。

こちらはてっしーの三角ポッケを右手で保持…………できない。

一応持ってはいるけど動けない感じ。

先に左側の3本指アンダーを引くムーブを試すが、この辺が濡れてて滑る。

無理やり握ってポッケにデッドするが全然当たらずフォール。

このあとも微妙にムーブを変えたり色々こねくり回すが、日暮れまで一度もポッケ取りが出来ず、普通に敗退。

チッピングされてるし、リベンジはまた誰かについていった時かなあ。

他のみんなも、いつ雨で強制終了してもいいようにずっとマシンガントライしていたのでヨレヨレ。

クマさんは運転手もしてくれたのに一番トライしてた。ありがたいアンド偉い。

全員力尽きたので16時過ぎに終了、高速に乗って18時くらいに帰宅。家でご飯食べて風呂入って寝た。

成果

敗退

  • 勅使河原美加の半生(初段)
  • デッドエンド左(初段)

御岳で2022年岩納め

もう年を越してしまったけど、一年の終わりにがっつり登り納めがしたかったので御岳に行ってきた。

普通の仕事納めよりちょい早いので今回はソロ。

前日、安定の寝付けなさで開き直って4時前に寝るのを諦めて出発。

6時頃に到着、そのまま駐車場で10時ちょっと前まで寝た。

寝不足で運転する不安さで緊張して眠れなくなってる気がする。

現地に着いていれば不安が軽減されるので車中泊環境を整えて前日入りする方が良いかも。

今回はあんまり環境を整えたわけじゃないので睡眠の質はお世辞にも良くなかったけど一日中活動できたのでOK。

そして今回のターゲットは私の家(二段)

というわけで起きてすぐたもと岩へ向かう。

たもと岩

2019年の台風でなくなった御岳小橋のたもとにある岩なのでたもと岩。

ここの課題に取り付くのはまだ橋があった2019年の夏以来。

当時、初めての二段に私の家を狙ったが、確か先に登っておいた私の見栄パートが出来なくなって敗退した記憶がある。

その時の動画は何も残してないのでまた全部のムーブ解析からスタート。

まずは私の見栄(1級)の再登から。

私の見栄(1級)

こちらは私の家の後半パート、スラブ面の端から端までトラバースする課題。

ライン取りがめちゃざっくりしていて、下ルートと上ルートがあるらしい。

前にどっちで登ったかは覚えてないけど、下ルートの方が足が良いらしいのでスラブ苦手な自分に相性が良さそうと思い、こちらをチョイス。

離陸、ここだけ傾斜の末端でもあるのでパワー系。

左足で掻き込んでカチ、カチと送る。

送ってから左半身だけで立ち込んで上のクラック状カチをガストンで取る。

ここまではスムーズ。

そこからの足が案外狭くてフォール。

初手カチにインサイドエッジで乗りたいけど狭すぎてアウトサイドエッジになってしまう。

色々考えて、アウトサイドエッジのままもう一歩左足を上げて、その後初手カチをアウトサイドエッジに乗せ直す方法がしっくりきた。

ここから下ルートの場合、地面スレスレのガバカチに向かうのだが、どうやって降りたらいいかわからない。

ここも色々試して、クラック状カチを左ガストンで引いて、右手は少し下の水平カチを抑えて降りると安定することを発見。

左ガストンが大事。

あとは細かいカチを親指で抑えたりしてバランスをとりつつ、足クロスでガバカチへ。

足クロスでガバカチに降りるところ。

ここまできたら後はウイニングラン

2,3回で再登できると思ってたら普通に40分くらいかかった。

↓登った動画

www.youtube.com

バッチリ動画にも残したのでいざ本命、私の家をトライ。

私の家(二段)

こちらは初登時にスタートで使ってたフレークがなくなったとかでスタートの仕方がいくつかあるらしい。

今回はトポに載ってたアンダーからスタートするパターンを選択。

こんな感じでスタート。

ネットで見たやつだとガチャガチャしたカチにデッドしてるし、スタートも持ちやすいところが狭い。

そこが難しそうだな〜と思って色々やり方を考えたが、いざスタートしてみると、ガチャカチまで距離を出す必要はなく、手前のガバスローパーに届けば色々動けそう。

ガバスローパーを取って足を送ってるところ。

ガバスローパーを持って、両足を送って、アンダーポケットにデッド、止まったけど痛くて降りてしまった。

でもこのムーブで問題なく解決できそう。

アンダーポケットは以前ギリギリ止めた覚えがあるので、この辺はちょっと強くなってるかも。

次のトライでポッケへの寄せは問題なく解決。左足をトウとかして挟むと少し楽だった。

そこからヒールしなおして、ポッケの横のガバカチをもって、ポッケに寄せたら私の見栄に合流。

ポケットまで寄せたところ。

ここからはもうやったから楽勝でしょーと思ったけど、寒いので手が悴んで保持感がちょっとわかりにくい。

ヨレも感じて焦った結果、足を下ろすところで落ちてしまった。

だいぶ辛かったが、20分くらいレストして再挑戦、しかしまたしても足を下ろしたところから足クロスでおりるところでフォール。

心が折れそうだったが、あまり来ない場所なので気持ちをなんとか保つ。

メンタル を整える分を含めて30分くらいのレストをした後にどうにか完登。

ムーブをちゃんと固めて、落ち着いていれば大丈夫だった。めでたし。

↓登った動画

www.youtube.com

少し休んで、まだ昼過ぎだったので近くの日陰岩へ移動。

彩雨(初段)

いつもやりたいと思いつつ、下地の悪さで手が出せなかった課題。

今回も朝は誰もいなかったが、昼ごろには人がいたので便乗させていただく。

webザベはしてないので先にやってる人に倣う。

先客が立ってスタートしてるので真似して、アンダーとガチャったカチでスタート。

左足をめちゃ上げて右上のサイドアンダーを取って、踏み換えてリップ。

3回くらいで攻略。お買い得だったなーとか思いつつトポを見たらSDマークがある。

youtubeで登った人の動画を見るとたしかに座ってスタートしている。

というわけで登り直し。ちょっとムキになって可能な限り下からスタート。

マットで隠れてるけどここからスタート。

そしたらちゃんと初手がとれない。結構凹む。

ここを狙ったが出来ず。youtubeを見たら出来てる人もいた。

少し考えて、一般的な左手のスタートホールドなら左下のガバ足をヒールして取れることを発見。

初手を取ったところ。

これにて低い部分は解決。

しかしこの一手追加でポジションが微妙に変わってしまうのか、水平ガチャカチマッチができない。

クロスマッチしようと思ったけどなんかポジションが安定しない。

しばらく試しても無理そうだったので、普通にマッチに変更したけど、これも悪くてガッツリすっぽ抜けて意気消沈。

もう結構ヨレてきていて、敗退色濃厚になる。

でも初段ガチ敗退は辛いなーとか、年内ラスト岩敗退かーとか考えてたら頑張る気が出てきた。

その後、マッチするカチの段差になってる縦の部分がインカットしているところを発見。

左手の人差し指のところが縦向きにインカットしてる。

そこを左手で持てばなんとかなりそう。いざトライ。

離陸から初手、ポジションがキモいけど慣れればそこまで難しくない。

通常スタートから、右手取り。左ヒールを残してるのでちょい遠くなる。

じわじわ右手を送り、マッチ。左人差し指をねじ込んで、カチへデッド。このパートも何度か落ちてるけど耐えられた。

そのままサイドアンダーに寄せて、立ってスタートしたところに合流。

もう落ちたくなさすぎたので背中を痛めそうになりながら足上げ、アンダーに上げて、踏み換え。

背中を痛めそうになりながら足上げしたところ。頑張っている。

気合でリップにデッド。止まった。

リップを止めたところ。

ひいこら言いながらマントルを返して、無事完登。

私の家より全然ギリギリのクライミング だった。

でも限界のトライで一年の登りを締めくくることができた。めでたし。

降りてきて、そのまま10分くらい座り込んで動けず。ここまで頑張ったのも久しぶりかも。

↓登った動画

www.youtube.com

まだ16時にもなってなかったがもう何も登れないと思ったので帰宅。

帰りは寄り道したり道を間違えたり渋滞にハマったりでなんだかんだ20時前に帰宅。

いい登り納めが出来た。

成果

  • 私の見栄(1級)再登
  • 私の家(二段)
  • 彩雨(初段)

御岳で蛙を登った

週末に御岳に行ってきた。目的は蛙。

11月の鳩の巣でびしょ濡れ敗退した時に転戦、なんとなしにトライ再開したら思いの外出来そうな雰囲気が出てきたのでリベンジが目的。

誘ったらI田くんとT口さんも来るとのこと。

前日夜、謎にポケモンを買ってしまい、なんとか深夜2時頃に切り上げたのにそのままダラダラ起きてしまい4時就寝、6時半起床。

バッチリ寝不足。最近こういうのが多い。

7時ごろ出発して9時頃到着。

忍者返し最寄りの駐車場は既に満車だったので寒山寺駐車場に駐車。トイレと駐車場の一部が工事中だった。トイレ綺麗になって欲しいな。

そこからトコトコ歩いて忍者岩には9時半頃到着。

I田くん達はすでに到着済み、比叡帰りのSさんにも偶然再会。昨年の春に瑞牆行った時以来?

ちょっと話して、蛙のアドバイスをたくさんしてくれた。ありがたい。

白虎岩でアップ。右側の3級が面白い。何回かやろうとしたら謎にハマって一回しか登れなかったけど。

アップしてたら他のクライマーもどんどこ集まってきて忍者岩前は最大で30人くらいになってた。今まで見た中で最多かも。

ひとまず蛙トライ開始。

蛙(三段)

前回アンダー取りは百発百中くらいに仕上げたので問題のリップ取りから、と思ったら普通にアンダーが止まらない。

2回なんも惜しくないトライをして意気消沈、もう一回やったらスタートのガバですっぽ抜ける始末。

寝不足のせいか体幹もなんかぐわんぐわんする。

休憩がてら前にメモったムーブを確認してたら、アンダー取りの力の入れ方を思い出したので再トライ。

右手めちゃ引いて左手はプッシュ、これで体を立てて、フラッギングは踵に腿が当たるくらい高めに決めるといい感じ。

アンダー取り直前の体制。上半身を立てる意識が個人的に大事。

今度はバッチリ。アンダーをちゃんと止めて、リップ。は、めちゃ外してフォール。

下から見てたSさんいわく、通り過ぎてたし全然右だったとのこと。エイムカスかい。

右手、手のひら一つ分くらい右に外している。

ネットで右足をちょい上げてキョンする人も見かけたので真似してみたけど、これだとなんか狭い。

左足微調整、右足ちょい上げキョンにしたけどこれでもまだ狭かったのでこのムーブは諦めて却下。

右足の位置をちょい上げられる。このムーブで登ってる人もいる。

寝不足の影響をめちゃ感じるのでカフェイン摂取しようと思ったけど、エナドリを買い忘れたことに気づく。

詰んだと思ったらT口さんがカフェイン錠剤をくれた。ありがたく頂いて少し昼寝。

30分くらい仮眠したらなんとなくスッキリ。カフェイン効果はよくわからない。こういうのは信じる気持ちだと思う。

またSさんからアドバイス貰い、再トライ。

離陸して、右手からのアンダー取り。もうだいぶ安定して取れる。

からの、リップ。思ってるより左を狙うとこれがバッチリ。めちゃパワーで止めるのかと思ってたのに普通に耐えられる感じだった。

リップを止めたところ。外した時より少し左を止めている。

焦らずに左にトラバースしていく。左側へのランジを微妙に外してたけど空中で場所をずらして耐える。

ランジを止めたところ。

ムズいと噂のマントル

最初に叩いたリップにヒールして右手寄せ。これがトゥルトゥルのカチ。

最初ヌメってるのかと思ったけど、手をズボンで拭いても保持感が変わらなかったのでたぶん最初からフリクションが無いんだと思う。

この右手がトゥルっとしてる。

奥のカチの場所を確認して、ヒールをもっと奥にかけなおして、右手がすっぽ抜けないことを信じてデッド。耐えられた。

足を近くに踏み直して、さらに奥のクラック部分をアンダー。なんかキモくてピンチしようと思ったけど素直にアンダーで持ったほうが全然良かった。

見えてないけど右手がアンダーになっている。

アンダー持ったらじわじわ立ち込んで、無事完登。通算4日のトライ。

離陸の足がチッピング被害を受けてることをトライし始めてから知って萎えていたけど、11月に再開してからはずっとモヤモヤ頭の片隅でムーブを考えてたのでこれでスッキリ。

登れてみるとそこまで強度高いという感じではなく、一つ一つコツを掴んでいく感じだった。

登れて満足してたけど、まだ12時くらいだったのでそのままSさんもトライ中の虫セッションに参加。

虫(三段)

これもめちゃチッピングの被害を受けてる課題。

下部のバシバシしてるパートは面白いし、上部のリップからのマントルパートも渋くて良さそうなのに、なんで破壊されてしまったのか。。。

5月ごろにちょっとだけ触って、リップ手前の縦ガバから寄せのところがうまくいかなかった記憶。

Sさんから縦ガバ取りの足位置と寄せの足位置を教えてもらい、いざトライ。

でも縦ガバ取りの時点でいまいちよくわからない感じ。というかガバじゃない。

どうやらみんなが持ってるところより手一つぶん下を保持してたらしい。

手の位置を修正、それでも記憶よりガバじゃないけど、とりあえず寄せもやる。

こっちはだいぶ悪いガチャガチャしたカチ。めちゃ指皮が持ってかれる。

大学生サークルみたいなメンバーの強い子はバシバシ止めてた。大学生サークルの枠に収まる強さじゃないだろ。

僕は永遠にこのパートができず、あんまり打ち込まないうちに飽きて撤退。

チッピングのことを知らなかったらもっと気合入ってたのかな。

肺魚(二段)

T口さんが昼過ぎからずっといい感じのトライをしていて、登ったらどっか空いてそうな岩に移動しようかという雰囲気だったけど、一生マントルで落ちてるので痺れを切らして僕も参加。

1時間以上だらだらレストしてたので、15時ごろの参戦。日暮れも早いので1時間半くらいの短期決戦。

こっちは全ホールド被害なし。7年くらい前(たぶん)に一回触って、カチが鋭すぎる!とか言って速攻やめた記憶。そのあとは3年くらい前に我慢してカチを握ったのに足が上がらず敗退したような。

というわけで久しぶりのトライ。あの頃からの圧倒的成長を見せつるべく、鼻息荒く取り付く。

離陸、なんか足位置にガバがありそうで無い感じ。むずいわけじゃ無いけど、微妙に嫌。

カチ持って、左手上げて、めちゃ高いヒール。そこから、問題のカミソリみたいな縦カチ。思いっきり握ると超痛いけど我慢。

そこから足上げ、以前はさっぱりできなかったけど、今回は、、、

やっぱり出来ず。普通にフォール。左カチが痛すぎる。握って正体っぽく引くのが嫌なので側体で踏みに行くけどあげきれない。

左手が痛くて引きたくないので側体ぎみに逃げて足上げを試みている。でも上がりきらない。

圧倒的成長などなかった。現実は厳しい。

I田くんも参加、苦戦しつつ、途中の見えない足を中継するムーブを発見してくれた。

真似してみると、ギリギリ正体でカチが引ける。超痛いのは変わってないけど体が上がるのでこれで行けそう。

見えてないけど、この辺の右足が中継できて、これで少しだけ体を引き上げやすくなる。

何回か足上げが惜しいトライをして、最後の方で一回足が上がったが、初手のガバカチがすっぽ抜けて落下。

すっぽ抜けた瞬間。

結局その後は一度も足上げできず、日も暮れてしまって無念の敗退。。

T口さんもずっと惜しいトライが続いていたけど最後には指も裂けてヨレて高度も下がってしまって敗退。

帰り道、御岳の遊歩道を歩きながら車中泊して翌日肺魚リベンジするかかなり悩んだけど、運転席に座った瞬間どうでもよくなった。思ってる以上に疲れてた。

帰りは日の出のイオンで坦々麺を食べて、31でアイスじゃんけんをしてI田くんにゴチになり、家の近くのスーパー銭湯に寄って帰宅。

土曜なので夜更かししようかと思ったけど一瞬で寝た。

坦々麺アンド餃子ライスセット。目標課題を登ったのでカロリーは気にしない。

成果

  • 蛙(三段)

敗退

  • 虫(三段)
  • 肺魚(二段)

だいたい寝てた塩原

最近はやりたい課題が多すぎて一周回って岩触れればなんでもよくなったので適当に人を誘って、T口さんの希望で塩原に行くことに。

メンバーは S井さん、I田くん、T口さん、N山くんと僕の5人。

前日寝る前にスマホをいじってたら寝れなくなってしまい、結局貫徹して朝になってしまった。

行きの運転の時点で眠気でかなりぼんやりしてる感じがあり不安。

I田くん運転の時にがっつり寝ようと思ったけど少ししか眠れず。岩ついてからまた寝て誤魔化すことにした。

行きは5時過ぎに出発、N山くんとS井さんを拾って川口あたりで一旦合流、I田くんの車に乗り換えて再出発、9時半くらいに到着。

気温は予報によると最高10℃くらいらしい。真冬の御岳くらい。たぶんここもシーズンラストだろうな。

課題を一通り見た感じ、野立岩の下地が少し上がってる気がする。コプリスがSDになりそうな雰囲気。

まずはT口さんの希望でNever moreからトライ。

Never more (二段+)

瑞牆のKUMITEとかも初登してるジェイソン・キールが初登した課題。

最近SNSでいろんな知り合いが立て続けに登っていて、どうもグレードの割りに登りやすい様子。

適当に周辺のガバでアップ。眠いのであんまりテンションが上がってない。

Y井さんは速攻でとりついてトライ開始してた。意識高い。

ゆっくりアップしたわりにあまり暖まらないままトライ開始。

3手目の遠いガストンが微妙に嫌、そこからの足上げも狭い。

遠いガストンを持って手に足しようとしてるところ。

ぬるっとこなして中間のガバまで到達、次のポッケが悪い。

何度かしゃくったけどいまいちでフォール。フラッシュ失敗。

どうも直接ポッケ に向かうと体制が悪いから一度右のサイドガバを持ってからポッケを狙う必要がありそう。

次のトライでサイドガバを経由、こうなると今度はポッケ取りが遠い。

I田くんとT口さんは下から届くらしいが、僕は4手目のアンダーにヒールして右足を上げてからポッケ取りを選択。

ポッケ取り。左ヒールと右足も上げている。

ポッケは相変わらずしっかり悪い。結局持ちきれずにフォール。

ここで一旦休憩で寝ることにした。2トライしかしてないけど。

30分くらい寝て、N山くんが登った声を聞いて起床。どうやらT口さんとI田くんも登ったらしい。

僕もトライ再開。

T口さんによるとポッケは2本指カチで握って、リップ手前のピンチを持ってクロスでリップ取りらしい。

教えてもらった通りにポッケを握る。すっぽ抜けそうだけど抜けないと信じてピンチ取り。

思ったよりピンチが悪い。親指側がガバなので下から押す感じで耐える。

体制を整えようとポッケをしゃくったらすっぽ抜けた。

結構な高さから落ちる。鞭打ちになりそう。

次のトライはピンチを外してフォール。

みんな昼飯も食べ終わって移動したい感を出し始めている。

高くて怖いし眠いし敗退してもよかったけど、後で後悔しそうなので頑張ってトライ続行。ラストトライ。

離陸、ガスとって気持ち奥に左足置き、右手寄せて、右足あげて、遠いガストン取りからの足上げ。

アンダーとって、中間のガバへ。ここで一息ついて、右サイドガバとって、両足上げてポッケ。

ちゃんと握って思い切ってピンチへ。今度は結構持ち感がいい。無事クロスでリップ取りできた。

アンダーを取ったところ。

リップからマントルは全部ガバなので問題なくこれにて完登。

マントル。簡単だけど奥に水たまりがあった。

体感は確かに初段くらい。塩原の初段は辛い印象があるから下手したら1級つけられるかも。

とはいえ上部に核心があり、この日は下地が上がってたので下地が低い時にやるともっと雰囲気が違うかも。

時間は13時くらい。次はN山くんの希望で千へ。

千(初段)

千は昨年の3月ごろに一度トライしていて、その日もほぼ寝てない日でヨレて敗退している。

なんかNever moreを登って満足していたけど、とりあえず昼ごはんを食べて体力を回復するために再度就寝。

1時間ちょい寝た。

起きて皆の様子をみたら、破壊王ニコルをトライしてたはずのT口さんも千に参戦、みんなで苦戦してるらしい。

過去の自分のトライ動画を確認して、僕もトライ開始。

初手が記憶より遠い、モヤっとしたピンチ。ヒールして次の手を出そうとしたらピンチがすっぽ抜けた。

ぎりぎりマットの淵に尻餅をついた。マット外の岩盤だったらトライ終了しただろうな。

受け身がとれない高度。尻は無事だった

気を取り直して再度トライ。今度はピンチも気をつけて保持、ヒールして、ガバカチもって、また右手をガバカチに寄せる。

高めの左ヒールをかけて、左出して右出す。このへんは割とかかりがいい。

序盤の割とかかりがいいパート。左手のピンチはもやっとしてるけど。

カンテのパートを終えて、ポッケとって、クロスでまたポッケ。ここで少しレスト。

一回目のポッケを取ったところ。この辺は足が結構切れる。

レストポイントその1。

次の高いカチ取りのことを考えてなかったが、適当にポッケにヒールして持って、またレスト。

レストポイントその2。

次のラップが甘い。信じて足をあげると持てる。そしてその次が以前超えられなかったところ。

左出して、いいところを持つ。クロスでファットピンチ。ギリ持ててるけど左手を離したら落ちそうになったので却下。

他の案を探るがどれもいまいち。左手を送ってみたところで力尽きてフォール。

30分くらい休んでもう一便出す。さっき落ちたところを譲りあってマッチするイメージで浅く持ってみたけど右手でいいところが持てずにフォール。

ここを越えればビクトリーガバなのでバラすことにした。

そこで浅くピンチとかで譲り合ってマッチではなく、左手はいいところ良くて、右手は少し深くピンチするとかかりがある場所を持てることを発見。

そこでまた30分くらいレストしてトライ。下部でモチャって落ちたが仕切り直したトライで完登。

暗くなったせいで序盤のホールドがわかりにくくなり、予定通りの動きができず流れが悪くなったがどうにか下部を突破。

後半だけはバラし通りのムーブが出来てビクトリーガバを取れた。

マントルはホールドを見失って超絶アザラシマントルになったけど落ちたらやばいので気合でどうにかした。

ビクトリーガバを取ったところ。僕のリーチだと足が切れるから結局ランジした。

アザラシマントル。怖かった。

T口さんはヨレて序盤がこなせなくなって敗退、N山くんはずっといい感じだったけど僕と同じところが解決できずに敗退。N山くんは次できそうな雰囲気。

16時半くらいでかなり暗くなってしまったのでここらで撤退。温泉も行くつもりだったけどみんな疲れすぎていたのでさっさと帰ることに。

夜飯は上河内SAでカツカレー大盛り(750円)を食べた。カレーはぬるいのにカツは激熱で、ルーが少なくてご飯が余りそうだった。素直に餃子とかでよかったかも。

22時ちょっと前に帰宅して風呂入ってさっさと就寝。あんまり登ってない気がするけど疲れすぎて一瞬で寝た。

成果

  • Never more (二段+)
  • 千 (初段)