お登りさん日記

ほぼ岩の記録。課題のネタバレはがっつりするので悪しからず。

方向音痴たちの瑞牆

久しぶりの投稿。

夏の間はコンペでデブを晒したり、その後で更に太ったり、フィッシュで全く登れなかったショックで減量を始めたり。

世間は宙斗くんの大活躍とか、ともあオリンピック内定とか、二子の岩場の事故で訴訟問題とか。

訴訟問題はボルダラーといえど他人事ではないが、とにかく穏便に終わってほしい。今後どうなることやら。

というわけでクライミングのモチベが低い夏を過ごし、夏の終わりと共にモチベを取り戻して瑞牆へ。

当初小川山予定だったけどクリーンクライミングと被ってたので急遽変更した。

メンバーはH部くん、G藤くん、N山くん。I田くんも来る予定だったけど風邪ひいたらしくキャンセル。残念。

集合にちょっと時間がかかり、八王子の渋滞にハマったりして11時ごろ到着。

まずはH部くんの希望で指人形から。

指人形の岩

岩はうっすらしっとり。夜中少し降られたのかも。

僕は結構前に登ったので冷やかしだけど一応登れる準備はしておく。

この岩は易しい課題がないのでアップに困る。

奥に掃除されたスラブがあったけど今回は触らなかった。簡単そうだしもしかしたらアップにいいかも。

持ってきたスリングを木に巻きつけて引っ張ったりして温める。意外といい感じ。かさばらないしオススメ。

アップしたら再登するべくトライ。普通に右手をプッシュに返すところで落ちる。もう一回やっても同じところで落ちた。

すっぽ抜け

G藤くんはシュッと突破。さすが。でもその後の足上げで落ちてた。僕も落ちたけど。

プッシュはポジションをちゃんと左にキープして両足で支えると良いらしい。からの足上げは根性かも。一応親指プッシュは少しだけカチがあるのでそれでサポートできる。

そこから最後のランジもちゃんとすっぽ抜けを決めて、その後のトライでようやく再登。ムーブ忘れてたししょうがないということで。

すっぽ抜けその2

改めて登るとテクニカルで良い課題だった。繊細な課題作りができる名セッターが作ってそう。

↓登れた動画

瑞牆 指人形 初段 - YouTube

N山くんも僕が登った直後くらいに完登。G藤くんはリップ取りのランジにハマってたけどマシンガントライの末に完登。

H部くんは独自の横ランジでバラしまではできていたが、プッシュを返す時にリーチがあまりすぎて右足が着地してしまうらしい。

そこをどうにか突破すれば完登は間近だが、ヨレてしまって敗退。惜しい。

13時くらいになったので移動。次は僕の希望でインドラ。

インドラ(二段)

メインの駐車場は意外と空きがあって助かった。

でもインドラの行き方を完全に忘れてて、分岐を無視して右上。

そこそこ上がってようやくおかしいと気づいて、藪をウロウロしてなんとか到着。

2回くらい来てるはずなんだけど......。方向音痴すぎる。

着いたらひとまずお昼ご飯を食べて、G藤くんは昼寝。H部くんはカメラマン。僕とN山くんでトライ。

僕は一年前にちょっとトライしていて、今回はDay2。前回は離陸できず。地ジャンでバラしをしたけど例の1.5本指ポッケも一度も触れず終了していた。

今回は少なくとも一手目かポッケ取りは成功したい。

とりあえず離陸、やり方は何も覚えてない。

左手の選択肢としては横をカチるかポッケを持つか。

ポッケ持ちしつつ親指は横のエッジに引っ掛けてやることにした。

右手は中指薬指を捩じ込んで気持ちだけ下引きのガストン。

足は右足でとりあえず黒くソール後が付いてるところを踏む。

これで何回かやったけど、なんとか浮いて直後に足が抜けるかポッケにタッチできるくらい。

N山くんは左手を人差し指だけポッケでカチ持ち、他の指は隣のカチという不思議な持ち方をしていた。

右足も小さな穴を踏んでるらしい。

僕も真似してやってみたけど、どっちでも同じくらい。

左手はN山くん方式の方が若干良いかも。あとは慣れと頑張りの問題か。

次はバラしで核心(?)のポッケ取り。

左手スタートのカチを踏み、右手をめちゃ引いてデッド。しかしポッケのフチを触るくらいであと少し届かない。

ここでまたしてもN山くんが右足で小さいエッジを踏めることを発見。ホールド発見のプロ。

これでちょっとスタティックにポッケを狙える。

何回かやってポッケを取れたけど、踏み変えで足が見えなくてフォール。

この日の最高高度

あとはスタートから初手の練習を何度かやったけど一度も止まらず時間切れ。

でも全体的に頑張ればいける感がある。パワーをつけよう。

次回かその次か、なんとなく登れる可能性は感じてきた。

16時くらいまでやって、Y井さんがいると連絡を受けたのでガーッと移動して東雲の岩へ。

東雲

また行ったことない道を選んでしまい若干迷子になりながら到着。16時半くらい。

近くの算術とかも見てみる。バコーンとランジして終わりっぽい。これも面白そう。

算術と東雲どっちをやるか迷ったけど、1級ならサクッと終わるかなと思い東雲から。

見た感じはガバポッケに良さげな足。これは余裕な気配を感じる。

スタート位置につくと、足が結構奥まってて意外と傾斜してる。余裕な気配消滅。

なんか足位置もしっくりこない感じでほぼ水平なくらい足を上げて離陸、中継してガバポッケへ、パツパツ過ぎてフォール。

これは巨人じゃないと無理なムーブらしい。

パツくてとどかず。

奥まった足を使う方針に変更。

モヤッと踏んで、左手ピンチして、デッド。

止まりそうだったけどすっぽ抜けた。こういうのが一番痛い。

萎えずに再挑戦、今度は止まった。右足送って、左手にヒール、ガストンに伸びようとしたら、またすっぽ抜けた。

すっぽ抜けたし、ガストンはバラしたら結構悪かった。すっぽ抜け損。

ガストンはやめにして、上のガバそうなポッケにデッドしてみる。

木の根っこにソフトランディングするプロフェッショナルな落下を何回かやったらようやく止まった。

ついでに左手はスタートから横のアンダーポッケに寄せるとちょっと良い感じなのも発見。

細切れだけど分割出来たので繋げてみる。

雑になってしまって下部のデッドを外す。

もう一回集中してトライ。

離陸はちょいキョンでポッケ、送りでデッド。

デッド直前の体制

今度はOK、右足送って、左手にヒールしてアンダーポッケに寄せ、右側に足を上げる。

呼吸を整えて、デッド。斜めに引いてコンプレッションのイメージ。きれいに止まった。

あとはビクトリー。なんか謎にアンダーにトーフックとかしたりわちゃわちゃしながらトップアウト。

右足トーフックしてるところ。両手ガバなのでなんでも大丈夫だと思う。

全然サクッと終わらなかった。

↓登れた動画。H部くんが撮影してくれた。

瑞牆 東雲 一級 - YouTube

18時くらいまでやっててしっかり日が暮れた。

残念だけど算術はまた今度。この日のクライミングはこれにて終了。

帰りはいつの間にかリニューアルされて綺麗になってた境川で炭火豚生姜焼き定食を食べて23時頃帰宅。

久しぶりに花崗岩を触って大満足の1日だった。

成果

  • 指人形(初段) 再登
  • 東雲(1級)

敗退

  • インドラ(二段)