12/1に御岳へ。メンバーはIくんHくん。
9月末くらいにデッドエンドを触って敗退していたのでみんなでリベンジマッチとしてデッドエンドを狙った。
Iくんはデッドエンドしか登る気ないというくらいやる気十分だったけどHくんは前日荻パンで激打ちしたらしくこの日はまったりクライミングのつもりだそう(笑)
天気は数日前からずっと晴れで、岩もいい感じに乾いていた。下車時点でたくさんクライマーがいたし、デッドエンド岩もついた時には既に3パーティーくらいいた。
厚着し過ぎてアプローチで体が温まったのでロクに指も暖めずに早速一便打ってみたが、前回の記憶はすっかり失いあっさりフォール。
IくんHくんも皆覚えておらず結局試行錯誤することになったw
とはいえ、僕以外の2人はけっこうリーチがあり、スタートのアンダーにトウフックしたまま、下部の足からポッケ取りまではすぐさま安定させていた。
僕はというと、そのムーブでは届かないので一段高い悪目の足に右足を上げるムーブを見つけ、そこからポッケにデッドする方針でいった。 それでも少し遠くてデッドはかなり確率が悪く、右手で持っている玉状のカチから少しでも手を高いところに移すために試行錯誤しているところだった。
僕がなかなかポッケを止められないでいる中、楽々下足からポッケを持つふたり。今日ほど子供の頃に牛乳をもっと飲んでおけばよかったと思った日もないだろう。 でもふたりはそのポッケの保持に苦戦しているようだった。
1時間ちょっと打ち続けたあたりでデッドエンド横断をトライしていたクライマーの方に、玉を持ったあと左側のアンダーカチを持ってから先に左足をツルッとした足に上げ、そのままデッドするムーブを教えて頂いた。
これを試してみるとかなり安定！数トライでポッケを止めることが出来た。散々確率の低いデッドをしていたのは何だったのか…… それでも1度目は中指1本しかかけられず、無理やり残りの指をあとから捩じ込むことになってしまい消耗、リップの位置を間違えてあえなくフォール。 その後もなかなかデッドが止められず、お昼近くなってきたところでIくんがついにポッケを上手く保持しリップを止めることに成功！そのまま完登。Iくん一足先に3大クラシックコンプリート。
このままではやばいと思い焦って打ち込むも、集中しきれておらず中々デッドが嵌ってくれない。一旦冷静になり、日向ぼっこでレストしたりラムネで糖分補給したりでコンディションを整え、集中力を高めてから無事完登。完全なるポッケ取り核心の課題だった。
これで晴れて3大クラシックコンプリート。忍者返しを登ったのはかなり前で記憶も朧げだし、今となっては再登不可だが、個人的には1番難しいのはデッドエンドだった。
コンプリートして感動…！というよりはようやくコンプリートしたか…みたいな気持ちだった。
もっとさっくり終わらせるつもりだったし、何なら御岳ジャンプやりに行くぞ！という気持ちが4割くらいあったのでようやく感が強くなってしまったのかもしれない。
それ以外の課題はというと、御岳ジャンプは角っぽいところを1回引っ叩いて終了、デッドエンド右も1回だけトライしてみたがリップ取りの足が悪く、すっぽ抜けて終わってしまった。
時間もお昼過ぎていたので東方園に向かう。 御岳に行くといつも東方園に行くのだけれど、この日は少しだけ趣向を変えて味噌コーンラーメンにしてみた。おいしかった。
午後は遊歩道が開通したとのことだったので鵜の瀬岩へ。 ところがランディングが陥没していた。一応取り付けるけど上部からフォールしたら水へボチャンという感じ。諦めて砂箱岩の様子を見たが、こちらも砂地ががっつり減ってランディングが悪い。さらに下流へ向かいマルガリを見たがこれも下地が下がっており悪そう。これも諦めて対岸の命ください岩に行こうとしたら今度は橋が通行止め。台風の影響は思ったよりも大きかった…
どうしようかとトポを見返した時に、以前ネットで真骨頂という課題を見つけてメモしておいたのを発見。なんかお買い得そうだしここにするか！wという感じで午後はここに決定した。
マイナーな課題なので人もおらず、見つけるのに若干時間はかかったが、Hくんがyoutubeの動画を元に発見。さすが。 実際に見てみるとたしかにアンダーはガバだし初手止めたらあとは6級だしこれは3級くらいでしょ！w一撃しちゃおwみたいなテンションになった。でもフットホールドが小さい、外形、ツルツルと三拍子そろった最悪な感じ。見た目のガバさに反して足が抜けておしりから落ちるちょっと怖い課題だった。IくんHくんはこの足は無理！と早々に諦めてしまい、自分だけがトライ。
足は普通に体重をかけただけじゃ圧が足りなくてキープできなそうだったので、アンダーガバをがっつり引いて滅茶苦茶足を押し付けて安定させた。おかげでガバなはずなのに何度か思いっきりすっぽぬけてしまった。
しかも2手目のデッドも謎に2回くらい外してしまい、しまいにはマントルのガバまですっぽぬけてフォールしたりグダグダになりながらもなんとか完登。初段なのに登れたヤッターというよりやれやれみたいな気分になってしまった。
あんまり外岩に行く方でもないのでよくわからないけど一応グレード感で言うと、ブタのアゴよりは難しいと思う。でも1時間とかそこらで登れたし簡単な部類なんじゃないだろうか。確実に鵜とかのほうが難しい。御岳のツルツル足に自信がある人なら一撃してしまうかもしれない。そんな感じだった。
この日は結局これを登って16時前だったが早めに撤収。解散してからカレー食べて銭湯浸かってダラダラして残りの日曜日を過ごした。
