お登りさん日記

ほぼ岩の記録。課題のネタバレはがっつりするので悪しからず。

ベーキャン・カルチェでコンペはしご

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12/14にベースキャンプ東京の4周年コンペとカルチェロッシュの年末コンペに参加してきた。

今回もbeta cupと同じであんまり気合いは入ってない感じ。減量もしてなければ直前4日連続レストだったりしていた。

ベーキャンのコンペは予選がポイント制クラス分けなし90分のセッション方式、適当なところで区切って決勝選手選出の形式。

自分は予選後半組だったので昼少し前に会場入り。前半組に知人のSさんがいたので進捗を聞くと、初段2本と1級ひとつとのこと。いつもセッションするグレードが近いので今回の目標として参考にしつつ、ご飯食べてアップしてオブザベ。

予選開始直後はとりあえずやさしそうな2級を一撃して体を温め、手頃そうな1級を狙う。NINJA壁が空いていて、なおかつ人も少なかったのでまずここの1級を狙った。 一度ボーナス取り手前のアンダーがすっぽ抜けて後ろに吹っ飛んだけどその後のトライでどうにか完登。

その後はCAVE壁の初段を狙う。この課題はガバばっかりだったのに体が重すぎてボーナス取りにも苦戦。他の課題と並行して隙きを見つけては打つスタイルでやっていたが、ボーナス後のガバカチからガバカチへのランジが痛い外れ方をして萎えたので諦めることに。

次はTOROPHY壁の初段を狙うことにした。でもこの壁はかなり広いグレードでセットされていて順番待ちで時間を食うし体は冷えるしで結構辛かった。この課題はカチカチからでかくて向きの悪い甘いガバに出てからの踏み変えが悪かった。ガバの持ちどころが低すぎると踏み変えの姿勢が安定せずに踏み外す感じ。 踏み外したりカチ滑ったりしてなんだかんだ3撃くらいだった。

結局まともに登れたのはこれくらいで、他の課題はどれもボーナスまでいけても何も出来なかったり、コーディネーションの初手がさっぱり止まらなかったりでしょんぼりな内容だった。

90分という時間もかなり長かった。そろそろ終わりか…?と思ってタイマーを見ると残り20分とか指していてもういいよという感じ。 でも散々並んでもこれくらい時間には余裕があったので殆どオンサイトじゃないと高い順位狙えないような時間ギリギリ混み混みのコンペよりも純粋にクライミングの能力で競ってる感じがした。

決勝はオープンの決勝がひたすらダイナミックムーブでかっこよかった。 後日その課題を触ってみるもダイノが全く届く気配無し。脚力を鍛えたほうがいいかも知れない。

決勝を見た後はカルチェロッシュへ。 もっと遠いと思ったけど意外にも電車で1時間くらいで到着。早く着きすぎたのでのんびり応援。

カルチェロッシュのコンペは景品がいつも肉で、各クラス1位は牛肉、2位は豚肉、3位は鶏肉で固定している。 人数もあんまり多くないので登ってると自動的に肉まで貰えるお得なコンペとして参加。前のホームジムなので自分のクライミング能力の定期検診の意味合いもある。

20時くらいにようやく自分のクラスの予選がスタート。普通に体も冷えたので4級くらいの課題から順番にトライ。

大抵いつも大フェース(5m120度くらいのでかい壁)とマントル(マントリング出来る強傾斜)の課題が最難に設定されているけれど、今回は2本とも2級くらいだったのでぬるりと完登。

カンテ左壁の垂壁からルーフへダイノ、また垂壁に戻る課題が結構難しく、ダイノから回転してクロスでマッチ、キャンパで垂壁に戻る部分で10回以上打った。これと、薄被りの北西壁がポッケへのデッドで狙いにくい&痛くて苦戦。しかもこのポッケをマッチしてまた悪いゴールに出なくてはならず、結局敗退。他は全部登って予選は2位通過。

その後別のクラスの決勝だったので応援したり本棚を漁ったりしてのんびりしつつ、自分の決勝を待つ。

何故か決勝もセッション方式で課題数が4つ。以前は予選が2回×8課題だったのでセットの手間を削減したかったのかも?

最初は簡単そうなスラブから傾斜に上がっていく課題をトライ。見た目通り難しくはなかったけれど、途中ホールドを取り損なってフォールしかける。片足片手が残ったのでギリ耐えてどうにか一撃。余裕のつもりだったので実質意地で耐えたみたいな感じだった。

次にマントル課題をトライ。でかいガバにダイノしてスラブ面のガバを持って這い上がる感じ。こっちの方が少し難しかったけれど、1つめの課題で落ちかけたので割と余裕に感じた。

次は大フェースの課題。ニ手目のガバカチへのクロスランジがいかにもカルチェっぽい。そこから数手こえてでかいピンチから細かいカチへデッドが悪く、ここで苦戦。保持が厳しいというより、気持ちいいポジションがわからず、結局最後まで打ち込んだが登れなかった。

最後はポッケのセパレートスタートからガバ、そこから小さいボテに落下してまた飛び出し。みたいな課題。荻パンのコンペ壁にあるダイナミック系をヤバくした感じ。 参加してた中学生がスタートのムーブを解決してくれたのでそれを真似して初手は保持出来たけど落下ムーブが普通に危険だったので一度試して断念。 草コンペで怪我しても馬鹿らしいのでこれはしょうがないと思ってたら厳ついおじさんが真横にぶっ飛び落下ムーブをショートカットして気合いの完登。 時間的にこれは真似することが出来なかったけどまず無理そうな動きだった。 もう少し落下ムーブにやる気を出しておく方が良かったかもしれない。

結局みんな簡単な2本は登れていたのでおじさんだけが3完登で優勝。あとはボーナスとかアテンプト差で結局自分は3位。いつも一応優勝を目指して参加してるので地味に悔しい。

夏のコンペは多分adidas rock starsが時期的に被るのでコンディション整えてリベンジしたい。

今年のコンペはこれで終わり。年明けてすぐにblocのシーズンが始まる。こっちはマスター決勝を目指してコンディションを整えていきたい。