Yさんに誘われ1/11(土曜)豊田ボルダーへ行った。メンバーはNくんとYさん以外は初対面。めちゃ強いRくんと運転していただいたSさん。Sさんは軽くパキっているのに豊田まで運転してくれる強者だった。(翌週も行っていた)
豊田は段級グレードではなくアルファベットでグレードを表記している。低グレードをaから初めて、eを初段としている。なので級グレードには幅があるが、それ以降はアルファベット一つごとにグレードが一つあがる。
日も出ていないうちに東京を出発し、はじめに到着したのは王滝エリア。
そこの極上おつまみがある岩を触った。
はじめに極上おつまみ横のやたら難しいアップ課題。最初9級とか言われたけどどう考えても4級くらいはある内容だった。あとでトポで確認したら5級(c)と書かれていたと思う。9級だと思ってトライしたので意地で一撃した。
次に極上おつまみ(初段/e)をトライ。ガバピンチのスタートから初手が少し悪いカチ、二手目に小さい横ピンチ(これがまさにおつまみホールド)、最後にリップの短しい系。
とはいえ、スタートの足のポジションがなかなか定まらなかったところ以外はあまり苦戦せずに完登出来た。5トライくらいな気がする。
初手のカチをアンダーに返してリップをとりに行くところがテクくて面白い課題だった。
Nくんは一撃。つよい。Sさんは以前登っていたらしいが再登してみるとパキりにかなり響くらしく、アンダーのパートで悶絶していた。
次に王滝クラック(初段/e)。名前の通りクラック課題。シットダウンスタートなのでしたのランぺ状にしがみつく感じでスタート。下部はキモい系。
クラックパートになると奥のフットホールドがいい感じに効かせられてレイバックができる。クラック上部はかかりがちょっとバランシー。
リップ手前はかなりガバなので思い切って出れば案外止まる感じだった。
見た感じで一撃出来そうだったのでかなり必死こいた登りになったけど無事フラッシュ。外岩フラッシュグレード更新。年始から幸先が良い!
Nくんも続けて完登、Yさんも撃ち込みまくった末に見事完登!
Rくんは見てない間に一瞬で登ったようだった。
Sさんはパキりに耐えて打ち込んでいたが、フォールした時にマットが滑り手首を負傷、満身創痍でクラック上部まで到達するも惜しくもフォール、敗退してしまった。
次はすぐ左の桜月(二段/f)。これもスタート、初手、二手目、リップという短しい系。というか実質初手の保持のみの一手モノ。
左手カチ、右手悪いピンチでセパレートスタート。
スタートポジションの体勢を安定させるのに細かい足を使ったので少し不安だったが、体勢を安定させればスッと右足のサイドヒールが決められる。
初手は御岳の遥に似たホールドをガストンで保持する。
このガストンが効く場所が少し遠く、170cm弱の自分のリーチでパツかった。Rくんにヒールムーブを教えたが届かず、彼は爪先で踏んで届かせていたがそれでも悪そうだったので、リーチによって体感グレードに差があるタイプの課題だと思う。
これもフラッシュを狙いたかったが初手で猫る。。。猫パンよけのテーピングをしたのにそこを避けるように猫った。
でも王滝クラック一撃でアドレナリン全開だったのかあまり痛みは感じず、メンタルにも影響がなかったのですぐさま再トライ。
今度はうまいこと効かせられてガバを取ることが出来た。ガバの向きが思ったより悪くて焦ったが、なんとかトップアウト。二撃。めちゃ好調。花崗岩大好き。
Nくんも打ち込んだ末に完登。Rくんはあまり打ち込まず、経師(二段)をやりにいった。
この岩のめぼしい課題は全て登ったので、他のみんなのトライを見ながらローカルクライマーのオリジナルラインをトライ。でもリップが激悪&シケシケでこれは敗退。出来なかったのでわからないけど、二段くらいなんだと思う。
昼すぎになったので移動。次に向かったのは梟城址エリア。ここは手付かずの巨石がたくさんあってびびった。豊田は今も開拓が勧められてどんどんエリアが広くなってるらしいが、すでに公開されたエリアでも無限に課題が作れそうな勢いだった。
梟城址エリアで最初にトライしたのは屍(二段/f)。この課題は、いきなり下部をマントリングし、カチ&カチ&カチ、からのリップへダブルダイノする激しめの課題。
到着早々に別パーティーのクライマーが熱いトライで完登していてモチベーションが高まる。
早速準備してトライしたが、ダイノがかなり怖い。横の岩が気になるし、外でダブルダイノはほとんどしたことがないので落ちた時が想像もつかない。見た目より遥かに遠く感じるしで笑ってしまった。
無闇に突っ込んで怪我してもつまらないし最初のトライはそのままフォール。
精神統一して再度トライ。しかしまたビビってフォール。
もっと精神統一して再トライ。今度は飛び出せたがリップに届かずフォール。しかも着地点のマットが薄くかかとを打撲した。一応マット越しだし下地は土だったのでリタイアせずに済んだ。軽く休憩を挟んでみんなのトライを応援。
こんなに精神統一したことないというくらい精神統一してトライ。カチがバッチリ効いていてリップに届いた。振られ落ちしたら死ぬ気がしたのですぐさまリップをマッチ、後ろへの推進力を全力で殺して保持。そしてトップアウト。心臓バクバクだった。
Rくんは二撃。芸術的なランジを見せてくれた。
Yさんはリーチが余りすぎて下部のマントルがきつそうだった。
Sさんも飛び出す勇気が出せずに苦戦していた。
最後は球根(初段/e)をトライ。初段だけれどこれがこの日で一番悪かった。
スタートは刺す系のカチ、足は極小エッジ、初手はクロス気味にガストン、二手目が超ゴミカチ。今回は二手目が最高到達点だった。
Nくんが屍を完登し遅れて参戦したが、同じ場所までしか到達できず。Rくんはリップまで到達するも惜しくも敗退。次回の宿題になった。
結局成果で見ると初段ふたつ、二段ふたつで過去最高の大収穫。グレーディング甘めの課題を中心にやったのかもしれないけれど素直に嬉しい内容だった。もしまた行く機会があればさらに高グレードにトライしてみたい。