お登りさん日記

ほぼ岩の記録。課題のネタバレはがっつりするので悪しからず。

大いなる河の流れを登った

天気予報がずっと微妙な感じの中、小川山はなんとか晴れそうな気配だったので行ってきた。

小川山は遠いけどエンクラ〜な感じがあるのでエンクラ〜な感じであんまり目標課題は作らず。

メンバーはI田くん、I田くんのホーム仲間のA立さん、最近やらかしキャラが定着しつつあるK名くんと僕で4人。

4時ちょっと前に起きてK名くんを拾いちょうどいいところで合流、A立さんの車に乗り換えて出発。

道路も混まず、8時頃到着。駐車場も空いてた。

まずはI田くんの希望で石の魂に向かう。

石の魂

以前僕は石の魂はランジバージョンで登っていて、黄泉は不可能リスト入りしているので、やるならAITとか草野ランジだけどいまいち気分が乗らず。

とりあえずアップがてら親指岩周辺エリアを散歩。

エリアの上の方のラウンドミッドナイト(二段)とかミッドナイトランブラー(二段)があるコロンビア豆ボルダーを見つけたが、覚悟を決めないとトライ出来ない高さだった。どちらも6,7mくらい。マット大量に持ってきた日か来世に期待。

サイズ感が全くわからないけどラウンドミッドナイト(二段)

戻って石の魂側の端っこの6級、4級で遊ぶ。

6級はガバカチからスタートして2本指ポッケ、1本指ポッケ、ガバの構成。6級がちょうどの人が登れるわけない内容。 1本指に刺すのが嫌で3トライくらいかけた。

4級はラインを左寄りに間違え続け30分くらい粘り、トポをよく確認して直登したら登れた。 それでも4級がちょうどの人は登れるわけない内容。

どっちも2~3級がちょうどの人なら程よく苦しんで登れるでしょうね。

そんなんで遊んでたらI田くんは何故か石の魂をすっ飛ばして草野ランジを完登。そろそろ二段ランジ課題の専門家になりつつある。

K名くんも流れに乗って石の魂のランジバージョンを完登。今回はノーやらかし。

A立さんは僕と一緒に級課題で遊んでいた。(遊んでたか苦しめられてたかで言うと後者かも)

キリもいいのでこのまま今度はガッツリ降りて、A立さん希望の大いなる河の流れへ。

大いなる河の流れ

A立さん希望と言いつつ、僕にとっても長らく登れてない因縁の課題。

3年前はバラしもできず、一昨年はバラしたけどガバからの距離出しが出来なくて敗退。丸一年以上あけて久しぶりの対面。

苦手系ではないはずだけどあんまり登れる自信はない。

涼しいし染み出しもしていない。つまり岩のコンディションは良い。言い訳する要素は無い。

とりあえず昼寝して体力を回復する。現実逃避ではない。

寝て起きたら皆完登してたとかだったら嫌だなあと思ったけどそんなことはなかった。

とりあえず過去の自分の動画とかを確認しつつバラしなおす。

序盤のスローパーをぺしぺしやるパートは案外すぐ繋がり、ガバへ降りる部分も記憶より負荷が高くびびったが手順を確認してここまではOK。

後半は距離出し以外はそんなに難しくないのでホールドの位置を確認して距離出しだけ練習。

ガバ上のスローパーはなんとなく使わない方針で進める。

10分くらいレストしていざ繋げトライ。

アンダーマッチからのスタート。右手出しからトゥを気持ち高めにかけて、左側のガバへデッド。

二手目。すでにパワフル。

スローパーは誰かがティックを書いてくれていたのでわかりやすい。

ピンチ持ちで中継して、スローパーを持つ。

左ヒールをかけて、マッチ。位置を調整してガバへ降りる。

マッチして右側にできるだけ寄っていく

ガバへ降りる。左手を一段下げるのがミソ。

ここまでスムーズに進むことが出来た。そこまでヨレてもいない。

意を決してデッド。止まった!

そこからデッドでさらに奥のカチへ送ったが、ここで外した。。。

ムーブを拘れる程強くないことを自覚したので、スローパーを使う方針に変更。

再度ムーブ確認、念の為後半のムーブもバラしておいて、再び繋げトライ。

しかし焦り始めてしまいガバマッチで落ちる。

その後もレストが足りていないのにトライして距離だしで落ちる。

なぜか完登を焦っていることを自覚して、再び昼寝。

20分くらいして再度トライ。また距離出しで落ちる。

焦らず、みたび昼寝、、、しようと思ったが眠くなくなってしまったので川を見てたそがれる。

20分くらいレストしたのでまたトライ。

序盤はめちゃくちゃ安定するようになった。

問題の距離出しも今度は止まった!レストのおかげ。

止めたところ。微妙に手前に外しているがここでも一応耐えられる。

そしてちゃんとスローパーも使う。

スローパー有りだとスタティックに右手送りができて楽。

落ち着いて後半パートへ。

ヨレていること以外は難しくないのでガバでレスト。

ヨレ過ぎてシェイクする余裕がない。

とりあえず呼吸だけ整えて体幹だけでも休める。

最後の直上。問題なく突破できた。これにて完登!

ここまできてようやく安心。

因縁に終止符を打った。

登ってみればフィジカルも持久力も十分足りていて、レストが不十分で登れていないだけだったように思える。

焦らずトライすることが大事だなと実感した。

喜んで一筆をトライしに行っていたK名くんに完登を報告したら、「なんなんスか(キレ)」とのことだった。ごめん。

A立さんは調子悪いそうで、前回ばらしたパートという部分もつながらずドツボにはまっていたので14時すぎにみんなで移動。

ミケ

やる課題に迷い、幻の光は4人くらいのセッション中だったので見送り、pricelessは上の切り株からめちゃくちゃ染み出していたのでロクスノの小川山おすすめ課題特集にあったスタートを確認だけして撤退。

結局近くのミケ(二段)をやることにした。

I田くんは以前登っていたらしい。こいつランジ一発の課題はなんでも登っている。

負けじと僕もフラッシュを狙うが、足がちゃんと踏めておらずあっさりフラッシュ失敗。

スタート左足らしき黒い跡の部分が踏めず、I田くんに聞いたらもっと右側を踏んだほうがよさそう。

それで数回でリップをいい感じに叩けるようになったが、意外とザラザラしたリップでかなり痛い。痛みで手を離してしまって登れず。

ランジ体制。足はこの辺でめちゃ沈んで発射。

バッチリ届いてるのであとは痛みを受け入れるのみ。

ストレッチしつつトライを繰り返すが、やはり痛くて止められない。

そんな感じで惜しいトライを繰り返してたら雨が降ってきてしまった。

小雨ならよかったが一時的に本降りに近いレベルで振られ、時間も16時半くらいだったので諦めて撤収。

早めの撤収だったので金峰山荘の風呂に入った。日曜の夕方だったからか貸切で最高だった。

帰りは龍福の唐揚げラーメンセットをいただいた。唐揚げがデカすぎて食べきれなかったが相変わらず満足度が高い。

20時前くらいだったけど中央道の渋滞も解消していて22時半くらいに帰宅。

まとめ

成果

  • 大いなる河の流れ(二段)

敗退

  • ミケ(二段)