小川山 & 瑞牆ツアーもあっという間に最終日。
起きる時間は決めてなかったので8時くらいにゆっくり起きて朝食。
テントの撤収もして11時くらいに準備完了。
最終日も気になる課題が多かった石楠花遊歩道エリアへ。
一筆の岩
Nくんは初日の雪辱を晴らしに忘却岩に向かい、他のメンバーは一筆岩に向かうことに。
お目当ては一筆(初段)だけど、達筆(3級)も結構悪いらしいので一緒に触りたい。
とりあえずこの岩には他にも級課題がいろいろあるみたいなので全部触ってみることにした。
まず達筆の左横の5級。これはかなり簡単だった。5級もない気がする。
パッと登って8級もやる。普通に8級だった。
続いて乱筆(4級)。木がすぐ後ろにあって嫌な感じだけど、トライするとむしろ木に寄りかかれば落ちないので安全だった。
スタートはいいが、右足ヒールが案外シビアで面白い。
抜けても耐えられるけど、木にしっかり当たってしまい落ちた判定になるので失敗できない。
慎重にヒールして、ジワジワ右に体を移し、ガバヘデッド。完登。誰も触ってない感があったけど、みんなで触って楽しく登れた。
名前がついてるだけあって結構面白い課題だった。おすすめ。
続いて達筆(3級)。切り株に乗ってスタートしていいらしい。手はいいけど足がかなり少ない。
ちっさい穴とかちっさいエッジを踏んで、左手を出す。が、左手も案外よくない。
ここで動けずにフォール。そのあともしばらくこねくり回すがうまくいかない。
結局、左手を出してから左足をさらに上げると、いい感じに荷重されて持てるようになった。そのままガバカチへデッドして完登。
体感3級って感じでは全くない。1級か2級くらいかなあ。
ばっちり体が温まったので、一筆(初段)もトライ。右足が全然効かない方向にしか踏めずめちゃくちゃすっぽ抜ける。
微かなエッジを踏んだり、シューズを柔らかいやつに変えたりしていろいろ試したが、結局エッジングで頑張るっぽいという結論になった。
右足親指にめちゃ集中すれば抜けにくくなるが、初手が案外遠い。
自分のリーチだとバランスはあまり意識せずに、勢い任せに引いてようやく届く感じだった。
一通り内容はわかったので、昼ごはんを食べたりNくんを冷やかしたりしてレスト。
戻ってきて再トライ。だが細かいムーブを忘れる。油断して昼飯食べなければよかった....
結局何度かトライしたものの昼前のいい感じだったトライは再現できず敗退....悔しい。
他のみんなもこれは無理ムードだったので移動。
神の瞳(1級)
次は僕の希望でzigzagやpricelessがある魚岩へ。
現地までいってから、近くにも気になる課題がいっぱいあるのでまずは神の瞳からやることにした。
Iくんは3年前に登っていて、当時初段と書かれていた(新トポでグレードダウン)のでグレード更新した思い出の課題らしい。
ただムーブはあんまり覚えていないみたいなので一緒に考えつつ再登の流れになった。
スタートはレイバックっぽくやるか左手アンダーでやるか迷ったが、左手アンダースタートすることにした。
初手は問題なく持てる。二手目、小さいポッケに指をさして、リップへデッド。
右手をさらにあげたいが、カンテの奥になっていてよく分からずにフォール。
他のみんなのアドバイスに従って足位置を修正。次のトライでカンテ奥を捉えることができた。
そのまま左手を寄せるが、めちゃ緩やかなスローパーで全然持てない。前腕をザリザリにしてフォール。
しばらくここが突破できず、みんなでああでもないこうでもないと考えつつレスト。
その間にIくんは右足を初手に乗せた状態でリップ奥のホールドまでデッドすることで成功。マントルが超怖そうだったけど完登していた。
自分は初手に左足を乗せるムーブを検討したが、リップで左手を寄せるとこの足が全然見えず、かなり厳しい。
結局、リップで寄せる前に左足をきちんと乗せて、寄せムーブは飛ばして奥のリップにデッドした。これにて無事完登。
ずっとリップで苦戦したのでなかなか疲れたけど、ムーブの試行錯誤が面白い課題だった。
次は隣にあった瞳の奥をトライ。
瞳の奥(二段)
神の瞳とセットでオブザベして、面白そう&得意そうな雰囲気だったので、そのままあまり休まずにトライ。
オブザベの時にちょっとトライしたが、スタートは右足をちゃんと踏んでいないと振られそうなので下の方の浅いポッケをしっかり踏む。
左足はスメアっぽくするといい感じだった。動画を見るとあまりそうしている人はいなさそう。
初手、右手出しでスローパーを叩く。そのまま体を引き上げて、左ヒール。このヒールがめちゃシビアで、小さな穴にいい感じにハマるようにかけなくてはいけない。
これができなくて一旦切り上げ。
神の瞳を登ってから再度やることにした。
神の瞳完登後、戻ってきてNくんGくんと一緒にトライ。
ヒールを慎重にかけ、絶対抜けないと信じて遠いポッケまで手を伸ばす。
ヒールは抜けなかった。落ち着いて、足が滑らないように注意しながらトップアウト。
自分でも驚くくらいあっという間に登れてしまった。静かの海よりもマントルは易しい感じがした。
GくんNくんもトライしたが、やはりヒールが難しく、そこで苦戦。自分はコツを掴むのがたまたま早かったのかもしれない。
しばらくやって、帰宅までの時間も考慮して一旦切り上げることに。
最後に1時間弱時間があったので、本来の目的だったpricelessをトライ。
priceless(三段)
マイナーだけど傾斜がかっこいいナイスな見た目の課題。下地が結構斜めっていて、そこがちょっと気になる。
内容的には、地ジャン、キャンパ(?)でリップを叩き、そこからハードなマントルという感じ。マントルが結構怖そうだった。
スタートホールドの下に行くと、下地が斜めっていてかなり地ジャンしにくい。
初心者みたいなへたくそジャンプを何度も繰り返してちょっとずつコツを掴む。
IくんとNくんは結構相性が良い様子で、特にNくんは大した苦もなく地ジャンを成功させてしまった。
ただその後もちょっと難しそう。結局Nくんもスタートできたのはその一度だけ。
自分も1時間跳び続けたが結局スタートすることはできなかった。
結構苦手系っぽいのでグレード的にも来世に期待かも。
16時半くらいに撤収。金峰山荘でシャワーを浴びて、晩ごはんはロビンでカレーハンバーグを食べた。
ここはクライマーならコーヒーが無料で飲めるらしい。本当か?(コーヒーはもらえた)
今までキャンプすると楽しいけど成果はイマイチ、、、ということが多かったけど、今回はいろんな課題が登れて個人的には大満足のツアーだった。
最終日の成果
- 乱筆(4級)
- 達筆(3級)
- 神の瞳(1級)
- 瞳の奥(二段)
敗退
- 一筆(初段)
- priceless(三段)