10月から無限に晴れマークが続いており、特に予定のない土曜日があったのでIくんに瑞牆行きたい!と言ったら快くOKしてくれたので行ってきた。
IくんカーでサーファーのSさんも同行し、前日の夜のうちに出発。
紅葉シーズンで駐車場が激混みらしいので、早朝アタックするために快活クラブで前泊。
安く済んだけど、いびきがデカいおじさんがいて2時間弱しか眠れず。
エナドリと昼寝で誤魔化すことにしよう。 現地でYさんとも合流。
8時ちょい前くらいにキャンプ上に到着。まだ駐車場はそこそこ余裕があった。
僕の希望でエレスアクべがあるエリアを目指す。
一本桜岩
ヒイコラ言いながらアプローチして、まずはアップにと、級課題が沢山ある一本桜岩へ。
適当に体操して無名の7級から順番に登る。
つもりだったが、桜坂(5級) からいきなりつまづく。
スタートのカチが結構薄い。持てるけど、アップで持ちたくはない。
とはいえこれしかないのでグッと持って耐えて登った。
順番に次は山桜(5級) 。こっちはスタートが低くてキモいけど一手距離を出せば大丈夫だった。とはいえ二撃。気合いの無さよ。
Iくんは一撃してたのでここぞとばかりに煽られたw
Sさんもトライしたが、下部のキモさに対応できず、、まあ今日はカメラマンだから…と言っていた。
次は一本桜(3級)。今度こそ素直かと思ったけど、ヒールからの次の手がいい感じではない。
どうすんねんと思ってたら、Iくんがめちゃ立ち込んで上部のガバカチに右手出しクロスで解決してくれた。
なるほどと思って真似したが、結局3回くらいかかってやっと登れた… アップだからwと思ってやると戸惑う課題だった。
最後に桜餅(2級)。マントル課題だし暖まりそうでいい感じ。Iくんはサクッと一撃。
僕も続くが、手首をザリザリにしてフォール。なんやねん。
その後も全然体が上がっていかないし、上がったと思ったらすっぽ抜けて落ちたのでやる気なくなって敗退。
とりあえずSDの初段も見たけど、見るからに悪そう。ググっても登ってる人の投稿は見つからなかったし、マイナーかつむずい課題なのかも。
エンクラで遊べば良さそうな岩だったけど、寒い中アップでやる岩ではなかった…
微妙に疲れて目的のエレスアクべにいく。
エレスアクべ(二段)
エレスアクべまで来るとなんだかんだもう10時前。そこそこの時間アップしていた。
エレスアクべは5年くらい前に偵察だけして、後日予定してた瑞牆が雨で中止になってからずっと放置してた課題。
忘れてはなかったけど機会が来ず、ゴリ押しぎみにIくんを誘って今回トライすることにした。
Iくんは完登済みかと思いきや、去年敗退してもうやらんつもりだったらしい。Yさんもまだ登ってないそうな。
早速トライ。アップ完了した感が無いせいか下部でもちゃもちゃしまくり、ちょいルーフを越えられない。
IくんもYさんもちょいルーフの後のカンテまではシュッと到達。核心の足上げで苦戦していた。
焦って自分も続くが、足上げ体制に入るための右手出しが全然上手くできない。
みんなニーバーして右手を出すらしいが、ニーバーが効かなすぎてすっぽ抜けて落ちる。
永遠にもちゃもちゃしてたら、若そうなクライマーがソロで来て、セッションに参加。
彼がかなり上手くて、ルーフ面のカチを持ったまま足上げをして、2撃してしまった。
シュッと来てシュッと帰った彼を見送りつつ、彼のムーブを真似する方針でオブザベし直す。
これならニーバーせずに足上げ体制に入れる。
自分にはこのムーブが相性がよく、足上げに成功。左カンテの送りもそのまま出来た。
後はあまり難しくないはずなのでもらったぜ!と思ったが、リップ取りで左ヒールが抜けてしまいフォール。
エレスアクべもリップは5メートルくらいありそうな岩なので、滞空時間の長さにびびった。
ハイボールの上部で落ちたことがなかったのでメンタルが負けて敗退しそうになったが、たぶん敗退したらめちゃくちゃ後悔すると思って気持ちを保つ。
かなりヨレたので長めの休憩をしつつ、カルカド(3級)に浮気し始めた皆を応援する。
休憩するはずが自分も登ってしまった。
凹角でポジションをキープしながら高度を上げていくのが面白かった。高さもあって上りごたえ十分。
またしばらく休んで、気合を入れて再トライ、同じくリップ取りでヒールが抜けてフォール。
もう敗退でいいと思ったが、みんなからいや登るっしょ?という無言の圧を感じ、再びレスト。
僕が言い出してここまで来て、もうちょいなんだからさっさと完登しろ感がすごくて引けなくなってしまった。
15分くらい休んで、再度トライ。
さっきまで抜けていたヒールの位置を、高めのシワにまで上げることにした。こっちだと抜けた時に腹から落ちそうで怖い。だからこれまでのトライでは採用しなかったが、もうこれしかないと思い選択。
ヒールはかかり続けてくれた。
リップの頂点を持って、マントル。
これにてエレスアクべ攻略。
ずっと登りたかった課題だし、メンタルが一度敗退していただけに登れた瞬間はかなり嬉しかった。
去年の四国で登った超時空、塗仏、鬼火消しに並ぶ嬉しさ。
今年なら登れて1番嬉しい課題だった。
コールドスリープ(1級)、ハイパースリープ(初段)、普通の日(初段)
大満足でもう帰ってもいいくらいの気持ちだったが、まだ昼過ぎなので近くの他の岩に行く。
美しき日の岩は大繁盛だったので、後ろの凍岩に行く。
まずはコールドスリープ(1級)。ヒールして傾斜を越えてシブいマントルの課題。
初手がブラインドで狙いにくいみたいなのて下から位置をよく確認しておく。
皆はデッドしていたが、自分はヒールと左手の挟み込みがバチ効きしててスタティックに行くことが出来た。
マントル体制に入るところで足が滑って落ちたが、次のトライで完登。
案外すぐに出来たので隣のハイパースリープ(初段)もやる。
こちらもハイパースリープに合流するためのポッケクロスで落ちつつ2撃。
スラブ面に上がるための足上げがキツかった。
どちらも足が細かいけどパワーで割とどうにかできるタイプだったので相性が良かった。
Iくんは以外にも足の細かさが嫌そうで、結構時間をかけて登っていた。
お次は後ろにある辛豆(初段)。はい、オブザベ敗退。なんなら靴すら履いてない。たぶん離陸核心だと思われる。どう見てもめちゃ悪い。
後ろのクライオニクスか普通の日か迷ったが、クライオニクスは人がいなくて下地が悪めなので普通の日に向かう。
こちらもヒールかけながら頑張るパワー系。
一撃ワンチャンあるでと思いながら触るが、普通に核心のピンチスローパーからのアンダーのところで足が上がらず落ちた。
一旦ここのムーブをバラして、次のトライで完登。
短時間でめっちゃ成果が出てホクホク。
十里眼(1級)
既に結構クタクタだが、まだ15時前だったので、今度はYさんの希望で千里岩へ。
この日の千里岩も大盛況だった。
僕は千里眼は完登済みなので、Yさんを応援しつつヤバイで有名な十里眼で遊ぶ。
右手は悪いけどマシなカチ。左手は小さすぎなポッケが2つ。左足は丁度いいのがなく、右足は深めなところにある。
離陸体制に入り、諦める。
左半身を支えるものが無さすぎて困る。
左足が特に乏しいので、左手で一本指カチをガストン気味に効かせて頑張ってみる。
とりあえず浮くことが出来た。
一応ちょびっと跳ぶことも出来た。(端から見たらただ落ちただけにしか見えなかったらしい。)
気持ちだけ満足して敗退。1級は奥が深い。
Yさんも千里眼はまたの機会にとなった。
Sさんは百里眼と戦っていたが、惜しくも敗退。ヨレてなかったら登れていたと思う。
そんな感じで日も暮れ始めたので撤収。
夕飯は龍福でラーメンセットを食べて帰宅。土曜日だったせいかわからないけど20時くらいで渋滞は解消していた。助かる。
まとめ
今回の成果は
敗退は
- 桜餅 (2級)
- 十里眼 (1級)
今回はかなりわがままを聞いてもらった感じがあり、Iくんには本当に感謝。運転がノボロック5級なので岩に連れて行ってくれる友達がいてくれて本当に良かった。