二日間の御岳トリップの翌日、血迷った自分はコンペにエントリーしていた。
朝から身体中ガタガタで現地までの電車の時点で帰りたいほどだったがいつものメンバーも出るし、定期開催していたころに出損なった大会だったので参加してみたい思いが勝ってなんとか現地に到着することが出来た。
疲れでダルすぎてロクにアップもせずに予選を開始したが、この予選が超並び核心で戦略が幅を利かせまくる内容だった。
まずルールは全グループごちゃまぜセッション方式。課題の難易度ごとにポイントがあり、一定のスコアでクラス分けする方式。
そして参加者が57人(くらい)。これを2グループに分けて時間60分。エリアは4エリア。
単純計算で1エリア7人ちょいが並ぶことになる。だいたい5分1トライくらいできるんじゃないだろうか。この時点で打ち込まないと出来ない課題は結構きびしい。5分1トライの計算だと60÷5で12トライ。4トライもひとつの課題に費やせば競技時間の3分の1は消える。
さらに悪いことにスラブのエリアは課題がシブいノーハンドものでみんな敬遠した。結果それ以外の3エリアに集中。
その中自分は5課題ある2級ローラーを狙った。しかし最初の課題で3トライを消費。結局これは登れず。最悪。
すでにペース悪しと思い3級ローラーにシフト。これも1エリアに3級5本中3つ集中していて混雑するタイミングではなかなか打てずイライラしてしまった。
この内ひとつが曲者でゴール取り核心。そこそこ疲れるし意地になってしまい4トライかけ完登。他の3級も登った時点で残り時間は10分程度。ここでガラガラのスラブに移動、最後の3級を登る。それでも人は全然並びにこない。
連続トライでスラブの2級に挑戦。ゴール前の浅いカチがめちゃヌメっていたが時間的にも落ちてる暇はなかったので気合いで保持りゴールタッチ。親指の端がちょっとかかるくらいのノッペリホールドだったが気合いで立ち込みどうにか完登。ここでタイムアップ。
結局自分はマスタークラス10位の成績で予選落ちとなった。実はトライしなかった1級がお買い得で、これを登っていればオープンクラス決勝進出出来た。まあ、決勝進出しても登れる元気なかったからいいんだけど。やっぱり負けると悔しい。
今度からはお祭り系のローカルコンペでもちゃんとコンディションは整えて置こうと思った。
反省は色々あるけど、今回の最大の反省はオブザベ時点でお買い得な1級があることに気づけなかったこと、途中の3級ローラーで意地になって2級以上にトライしてしまったことの2点だろう。並び核心の立ち回りもあまりよくはなかった。ヨレたタイミングで一番混んでいた100度壁に並ぶことも出来たが、結局95度壁にずっといた。セッション形式は並び方の現場判断が結構重要になってくるが、とにかく効率的に並んでトライすることをもっと意識しようと思った。