「そこのホールド限定だよ。」
「え?これ使っちゃダメなんですか?」
「それ使ったら簡単過ぎちゃうからね〜。」
「でもトポにはなにも書いてないですよ。」
「書いてなくてもね、限定は限定なんだよ。」
「初登者がそう言ったんですか?」
「いや、おじさんもね、知り合いから教えてもらったんだよね。」
「おじさんはそれで登れたんですか?」
「いや、登れてないよ。」
「せめて登ってから言えよ!」(なるほど!ありがとうございます〜。)
どこからともなく現れ、確証のない限定ホールドの指摘だけしてクライマーをモヤらせる謎の限定おじさん。あなたの元に訪れるのは、明日かもしれない。