お登りさん日記

ほぼ岩の記録。課題のネタバレはがっつりするので悪しからず。

鳳来 オークと湖底ボルダー

先週Iくんに誘われて鳳来に行ってきた。

一昨年の年末に行ったので1年ちょいぶり。

メンバーは恵那トリップからHくんを引いて、Iくん、Tさん、Kくん。

僕は色々気になる課題があったけど、とりあえずオークが目標。

前日は定期的に発生する全く寝付けない期が被ってしまいほとんど寝られなかった。

5時半くらいに迎えに来てもらって新東名をガーっと行って9時頃到着。案外近い。

早速ゲルニカの岩を目指す。

オーク(二/三段)

ゲルニカ行き方メモ 駐車場の奥に道沿いに進んで石橋と橋(だったもの)を渡り、通せんぼしてる丸太を目印に沢を2回渡渉(石の上を渡れる)して到着。

もっと遠かった気がしたけど案外近かった。

上から見たゲルニカ

みんなの目標はゲルニカ(二段)。僕は前に登ったので応援。

トンネルをくぐった先のドガバで懸垂してアップしてから、僕はオークをトライ。

見た感じバチクソ悪そう〜な雰囲気。

とりあえずフラッシュトライ。

初手から早速よくわからず速攻でフォール。

下部は色々とチョーク跡があって混乱したが、どうやら外形ピンチより上のポッケを保持してガチャピンチが良さそう。

でも足が決まらず苦戦。

しかも寝不足のせいかいまいち集中したトライにもならない。

とかやってたら着地に失敗してマットのないところにずっこけた。

石ころだらけだったが幸い平らな石に手をついたので無傷で済んだ。

危なっかし過ぎて周りに引かれた気がしたけど、とりあえずこれでちゃんと集中してトライしようという気になった。

その後、保存しておいたカンニング用動画を参考に、2、3手目はフラッギングで進めることがわかったが、核心のガストン距離出しまでは到達出来ず、敗退。

この日の最高高度

今度は8時間寝てリベンジしたい。

ゲルニカ組はというと、Iくんが粘りのトライを見せて見事完登、他の二人も結構いいとこまで進んでいた。次回あたり登れそう。

昼過ぎくらいに湖底ボルダーに移動。

湖底ボルダー

ダムの貯水率が一定以下(50%くらいだった気がする)になると出現するという期間限定エリア。

ここ数年は毎年出現してるらしいが、現れないときは平気で5年くらい出てこないこともあるとか。

珍しいので観光気分で向かう。

湖底ボルダー アプローチ中の風景。奥にdialogueの岩が見える。

湖の底ということもあって木々が全く無く、地面はふわふわの土でマットがなくても良さそうなくらい。

みんな色々歩き回ってしばらく登らずにはしゃいでいた。

ひとしきりはしゃいで、まずはおならフェース(1級)をトライ。

アンダー棚までいったら余裕なのかなと思っていたが、どうやらその先がむずそう。

というか、アンダーから急にチョーク跡がなくなるのでみんなここで敗退するんだろう。

下部は案外簡単で、アンダーまではみんな安定して到達。

アンダーから色々探るが、よくわからない。

めずらしく岡持ちムーブができる。そしてこの辺からチョーク跡がなくなる。

真上に小さめのカチとガストンがあるので、それをいろいろこねくり回すが、進めない。

そうこうしてると、Tさんがクロスで小さいカチを取るムーブを開発してくれた。

Tさん完登1番乗り!と思いきや、上部で足が上がらずフォール。。

みんな笑ってしまったが、やってみるとその後もちょっとわかりにくい。

結局僕もムーブをパクって2回目でたまたま見つけたところを保持って足上げを解決、完登となった。

こうなって

こうなった

Iくんもそれに続き、Tさんはまさかのドハマリして登れず。。

保持系なので細身のTさんにしては珍しい。暑すぎるのが悪かったかも。

登った組はそのままdialogue(1級)に向かう。

ついでにdialogueの岩の横の3級くらいのフェースも一撃しておいた。下地がフワフワだとマットを動かさなくていいからお手軽にトライできて良い。

dialogueはSDでやると二段になる。このエリアでの本命課題。

立ちスタートの場合はドガバから初めて、初手の距離出しが難しそうな様子。

さっそくトライ。

初手をバビョンと止め、、、損ねてフラッシュ失敗。

どうやら見た目より左よりが持ちやすいらしい。

Iくんもトライ。数回で初手を止めて、そのまま直登で完登。

本来は左の棚に逃げるっぽいが、直登すると結構ヌメって怖いらしい。

僕はちゃんと左に逃げて登った。

気持ちいい初手のデッド。ゲルニカの初手より悪い気がする。

KくんとTさんも合流してきて、Kくんは初手に苦戦していたがTさんは割と早い段階で初手取りに成功!

そのまま完登と思いきやこれまた上部で謎のドハマリで完登を逃していた。全く決められない日っぽい。

僕はそのままSDに挑戦してみたが、左手の持ちどころがよくわからない。しかもヒールが微塵もかからない。

けっこうスタートをこねくり回したが、結局解決出来ず。。。

スタートできるビジョンが全く浮かばなかったが、コツものかも知れない。

SDが全然出来ないので適当に近くの岩で遊ぶ。

おならフェースより更に先にやや小さめのフェースがあり、ここのさらに小さい傾斜部分に、焔ダイレクトという1級があるらしい。

相変わらず下地はフワフワなのでノーマットトライ。

Iくんが偵察。痛いし見えないけど、ダイレクトという名前的にもおそらく一手ものらしい。

偵察を信じて痛みに耐えて距離を出す。微妙に外したけど持ち直して、フラッシュ。

たしかに一手もの。1級かというと、微妙。まあちょい易しめということで。

Iくんも無事完登。

すぐ左の易しいスラブも遊んでみる。

カバ足に誘導されて右寄りに直登したが、ガバポッケが砂でフワフワになってた。

すっぽ抜けそうで怖くて敗退w Iくんは一撃。5級くらいだそうな。

わかりやすいフェースだし易しいので誰かしら登ってると思われる。

そのまま夕方までまったりして終了。

帰りのTさんの運転がめちゃ怖かったけど特に渋滞にも巻き込まれず23時くらいに帰宅。新東名は混んでなくて良い。

成果

・おならフェース(1級) ・dialogue(1級) ・焔ダイレクト(1級)

敗退 ・オーク (二/三段) ・dialogue SD(二段)

鳳来は難しい課題がたくさんあるし秘境探検みたいで面白いので通いたい。

課題の場所がわかりにくいのと、簡単な課題が少ないのでエンクラできない & 一緒に行く人が限られるのが困りどころ。

あとこの日は気温が25,6℃くらいまで上がったようで湖底ボルダーは直射日光がきつかった。森の中もこれからは虫が多くなりそうな気配。通うのは次の秋冬からかなあ。